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秋山翔吾がレッズへ移籍、母校・横浜創学館高校OBは?

2020.01.08

秋山翔吾がレッズへ移籍、母校・横浜創学館高校OBは? | 高校野球ドットコム
シンシナティ・レッズへと移籍した秋山 翔吾

 現地1月6日(日本時間1月7日)、西武から海外FA権を行使してMLB移籍を目指していた秋山翔吾が、シンシナティ・レッズと契約合意に至った。これまでにも報道はあったが、球団から正式なリリースは今回が初めて。背番号も「4」と発表されている。

 契約は3年2100万ドル(22億6800万円/1ドル108円計算)と明かされており、DeNAからレッズへと移籍した筒香嘉智の2年1200万ドル(12億9600万円/1ドル108円計算)より好条件となった。

 また、レッズはこれまでに日本人選手が出場していない球団ということでも知られている。秋山がメジャーデビューすれば、日本人選手が全30球団で出場を果たすことになる。

 そんな秋山は神奈川県の横浜創学館高校出身。激戦区である神奈川県ということもあり、高校時代に甲子園を含めた全国大会への出場はない。しかし秋山をはじめ、これまでに何人ものNPBプレーヤーを輩出している。

 初めてドラフト指名を受けたのは早坂圭介(2002年ロッテ8巡)だった。早坂は俊足で二遊間、そして外野を守れる守備が持ち味のサブ的な存在として活躍。規定打席到達はないものの2009年には103試合に出場した。

 投手では「サイレントK」の愛称で親しまれた石井裕也も同校の出身だ。石井は三菱重工硬式野球クラブを経て、2004年6巡目に中日から指名を受け入団。中日、横浜、日本ハムの3球団で中継ぎとして330試合に登板している。

秋山翔吾がレッズへ移籍、母校・横浜創学館高校OBは? | 高校野球ドットコム
高校時代の望月惇志

 その他には阪神で活躍する望月惇志(2015年4位)もそう。望月は2018年に中継ぎとして37試合に登板しブレイク仕掛けたが、昨年は先発での起用が増え登板数は8試合に減少。しかし、5試合に先発しており今年はローテーション定着を目指している。

 星槎道都大から日本ハムへ進んだ福田俊(2018年7位)は、ルーキーイヤーだった昨年の一軍登板はなかった。しかし、ファームではチーム2位の51試合に登板している。今年こそ一軍デビューを掴みたいところ。

 秋山は同校卒業後、八戸大学を経て西武へドラフト3位で入団している。ドラフト1位の超有望株という扱いではなかった。しかし、2015年にNPBのシーズン最多記録となる216安打を放ち一気にブレイク。ここにきて最大の夢を掴んだ。その他の同校OBたちも秋山に続いての飛躍を期待したい。

横浜創学館高校OB>

※NPBからドラフト指名を受けた選手

早坂圭介(2002年:ロッテ8巡目)
高橋徹(2004年:ダイエー3巡目)
石井裕也(2004年:中日6巡目)
内藤雄太(2005年大・社:横浜3巡目)
坂田遼(2008年:西武4位)
秋山翔吾(2010年:西武3位)
北野洸貴(2010年:ヤクルト育成1位)
望月惇志(2015年:阪神4位)
福田俊(2018年:日本ハム7位)

(記事=勝田 聡

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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