2018年の選抜甲子園をプレイバック 根尾昂が打率5割を記録し大阪桐蔭が春連覇
2018年の選抜甲子園で優勝を果たし春連覇を達成した大阪桐蔭
今から2年前の高校野球界は大阪桐蔭の独壇場だった。その始まりとなっのが春の甲子園だ。そんな2018年春の甲子園をNPB入りした選手を中心に振り返ってみたい。
春の甲子園2連覇を達成した大阪桐蔭(大阪)は藤原恭大(ロッテ)、根尾昂(中日)、柿木蓮(日本ハム)、横川凱(巨人)の4人がベンチ入り。とくに根尾は、打っては打率.500(18打数9安打)、投げては防御率1.04と大活躍。藤原も打率.364(22打数8安打)と気を吐いた。
準優勝した智辯和歌山(和歌山)の林晃汰(広島)は、大会を通じて1本塁打を放ったものの打率.190(21打数4安打)と苦しんだ。一方で1学年下となる東妻純平(DeNA)は打率.316(19打数6安打)と結果を残している。
ベスト4に進んだ東海大相模(神奈川)と三重(三重)からは、2019年ドラフト会議終了時点でNPBプレーヤーは生まれていない。しかし、森下翔太(東海大相模→中大)は、すでに大学日本代表にも選ばれている逸材。後にNPB入りを果たすこととなりそうだ。
明徳義塾の市川悠太(ヤクルト)は、3回戦の日本航空石川(石川)戦で8回まで無失点投球も9回裏にサヨナラ3点本塁打を浴び、涙を飲んだ。星稜の奥川恭伸(ヤクルト)は2年生ながら、3試合に中継ぎ登板している。バッテリー組んだ山瀬慎之介(巨人)は打率.600(10打数6安打)と大暴れ。日大三(東京)の井上広輝(西武)は2試合に登板し12回を投げ3失点の内容。2回戦で敗れている。
その他の野手では明秀日立(茨城)の増田陸(巨人)が、打率.333(15打数5安打)の活躍。1回戦の瀬戸内(広島)戦では3安打猛打賞を記録している。東邦の石川昂弥(中日)は2年生ながら、「4番・三塁」で出場するも4打数無安打に終わった。
翌年のドラフトで指名された奥川や石川ら多くの選手が、2年生ながら出場していた大会でもあった。
(記事=勝田 聡)
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