• トップ
  • ニュース
  • 高校野球関連
  • 友永、大田、角とタレント揃いだった2008年の東海大相模。忘れられない「一塁ファールフライからのタッチアップ」

友永、大田、角とタレント揃いだった2008年の東海大相模。忘れられない「一塁ファールフライからのタッチアップ」

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   
2019.12.30

大田泰示と友永翔太

 2019年限りで中日ドラゴンズを退団した友永翔太(東海大相模出身)。プロでは通算7安打しか打てず苦しい時代を過ごしたが、高校時代を知るものからすれば、友永でも活躍できないのかとプロの厳しさを実感した。

  

 高校時代を知っているものからすると、「友永翔太」ではなく、「内田翔太」という印象しかない。毎年、野手のタレントが多い東海大相模だが、2008年の世代は粒ぞろいの選手が多いイメージだ。

 まず筆頭は大田 泰示(北海道日本ハム)だろう。当時はリリーフとしても投げていた大田は145キロ前後の速球を投げ込み、打者としては軽々と本塁打にできる選手だった。

 また角 晃多(BC武蔵監督 元千葉ロッテ)も巨人の中継ぎとして活躍した角盈男氏の次男として評判で、エースの大城 昌士(西部ガス)は大城卓三(巨人)、大城建二(トヨタ自動車)の兄で、大城昌士は投手としてだけではなく、俊足強打と野球選手としても能力が高く、素質自体は卓三・建三の双子コンビよりもすごかったという評判だ。

 友永は1番サードとして活躍。超俊足で、足を生かしたアグレッシブなプレーが印象的だった。その中で特筆すべきプレーが、一塁ファールフライのタッチアップだ。

 それはある練習試合のこと。二塁ランナーの友永は相手チームの一塁手はモーションが大きく、送球が弱いという欠点を見抜いていた。打者が打ち上げた打球は一塁ファールゾーンの深めの飛球となった。捕球するとどうしてもモーションが大きくなってしまう。それを逃さず三塁に陥れた走塁を見せられた時は身震いがした。

 その後、友永翔太として活躍していて、「あの内田翔太か!」と驚いた記憶がある。

 粒ぞろいだった2008年の東海大相模世代だが、苦労を重ねてここまできている。最後の夏は優勝候補として注目されながら決勝戦で敗退し、卒業後では、大田も巨人時代は長く苦しみながら、北海道日本ハムに移籍してからブレイクし、1億円プレーヤーとなった。角もロッテ6年間で一軍に昇格できず戦力外。その後、BC武蔵へ移籍し、3年間プレーし、2018年から監督となった。監督2年目の2019年は右サイドの松岡洸希が埼玉西武3位に指名を受け、初めてプロ野球選手を送り出したことは感慨深いだろう。

 友永は苦しんだが、11月30日、ワールドトライアウトで見せたスピード感溢れるプレーは健在だった。今後はどちらを選ぶにしても、ぜひ輝きを見せてほしい。

(記事=河嶋 宗一

関連記事
2019年は吉永健太朗、島孝明、園部聡の有望な才能を持った逸材たちが勇退を決める
高校時代、スター級の活躍を見せた青山大紀、高城俊人も戦力外に…【野球人生の岐路に立った甲子園球児たち】
2010年春夏連覇の島袋(興南)など 戦力外通告 野球人生の岐路に立った甲子園球児たち(1)

【関連記事】
今岡二世・岡崎啓介、140キロカルテットの一角・佐藤雄偉知など今年限りで引退を決めた元ドラフト候補4選手たち 【ニュース - 高校野球関連】
第71回 盛岡大附属(岩手)編「2017年に春夏甲子園ベスト8の快挙を果たした盛岡大附属のつながり!」【先輩・後輩・同級生!つながりトリビア】
第27回 東海大相模(神奈川)編「菅野、大田、一二三...プロ入り選手を多く輩出する東海大相模のつながり!」【先輩・後輩・同級生!つながりトリビア】
東海大相模(神奈川)編「菅野、大田、一二三...プロ入り選手を多く輩出する東海大相模のつながり!」 【ニュース - 高校野球関連】
第14回 ドラフト高校生 投手編 前編 「右の本格派が豊富な1996年世代」【ドラフト特集コラム】
第7回 第96回選手権大会 輝きを見せた球児たち 【2014年選手権大会】
佐藤 雄偉知(東海大相模) 【選手名鑑】

コメントを投稿する

最新ニューストップに戻る サイトトップに戻る