高専初のプロ選手・鬼屋敷正人の母校!秋の三重王者・近大高専!

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2019.12.15

近大高専・白石晃大

 来春の3月19日より阪神甲子園球場で開催される第92回選抜高等学校野球大会。今秋の結果をもとに選ばれた精鋭32校が春の頂点を目指す戦い。その中に21世紀枠として3校が選出されるが、13日に最終候補の9校が発表された。

 その中の1校が三重の近大高専である。
 近大高専といえば、2009年のドラフトで高専初の指名を巨人から2位で受けた、鬼屋敷 正人の母校。現在2学年で60名の大所帯は普段、週3日の8限までの授業や、実験関係の授業などがあるため全員出揃って練習するのは難しい状況。

 しかしそんな環境でも今秋の三重県大会で優勝。初戦の加藤学園に4対5の接戦の末に敗れベスト8で終わったものの、三重1位で東海大会へ進出することができた。

 今回の選出を受けて重阪俊英監督は、「ただただ嬉しく思っております」と喜びのコメントを第一声に語った。

 「まだまだのチームで、勉強させていただいた積み重ねの結果なので、全く想像もしていなかった」という秋の結果だが、新チーム結成時は「野手の守備力が左右してくる」と思い、ランナーを付けたゲーム形式を多く練習に取り入れた。

 「去年から投げていた選手2人をはじめ、それなりに選手は出ていました。なので、1からというわけではなくケースノックを通じて、いろんな状況に対しても動き方や連携。実践的な部分を中心に練習を重ねてきました」

 また三重県大会を制してから東海大会まで1か月空いたが、この期間も近大高専にとっては大きな影響を及ぼした。
 「県大会では12、13人を起用して試合を戦っていましたが、チームに厚みを持たせるために1か月間はサブの選手を中心に練習できたので、東海大会では17、18人使って戦うことが出来ました」

 初戦の加藤学園に敗れてしまったものの、終盤に追いつき延長10回までもつれる緊迫の試合に持ち込むことが出来た。戦力に厚みを持たせられたのが1つ大きかったはずだ。

 その中でもチームを引っ張ったのはキャッチャーの北川創大、投打の要・白石晃大。そして主将の田島大輔の3人だ。

 白石は加藤学園戦でも1番・投手として先発するなど、旧チームから中軸として活躍を見せてきた。そして北川は投手の良いところを引き出し、最少失点でゲームを作った。またバッティングでも勝負所で打点を上げてきた。そして田島は主将としてチームに活気を与えることでチームに貢献するなど、チームが1つとなって今回の結果に辿り着いた。

 そんなチームを牽引する重阪監督は昨年の11月に就任したばかり。それまでは大学での事務職の傍ら、ヤングリーグに所属する香芝ベースボールクラブで指導をしてきた。わずか1年ほどでこの結果を残したわけだが、「僕にできることは大したことではないので、選手の頑張りの1点です」とあくまで選手のおかげだと語った。

 現在は、「何事においてもやり切るために目的をもって取り組むこと。また、守備を見つめ直しながらバランスよく練習ができれば」とオフシーズンの取り組みを語った重阪監督。

 就任2年目の監督が率いる部員60名の大所帯に吉報は来るのか。運命の日は1月24日だ。

(記事=編集部)

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