来春の選抜から1週間500球以内に!選抜準優勝の習志野の投手運用は理想的だった
飯塚 脩人(習志野) 写真:共同通信
来春選抜から1週間以内に投球できる球数が500球以内に決まった。また、有識者会議でも話題になっていた3連戦回避も組み込まれる。
球数運用はシミュレーションが非常に大事だ。続いて紹介したいのが準優勝の習志野である。
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来春の選抜から1週間500球以内に!昨春優勝の東邦から見えるエースをうまく使うコツ
3月24日(日)対日章学園戦
山内 翔太 7.1回 101球
飯塚 脩人 1/2回 33球
3月28日(木)対星稜戦
岩沢 知幸 1.2回 17球
飯塚 脩人 7.1回 96球 計129球
3月30日(土)の時点で飯塚の球数はリセット。3月31日の準々決勝3試合から球数を計算していきたい。
3月31日(日)対市立和歌山戦
岩沢 知幸 1回 25球(計42球)
飯塚 脩人 8回 113球
4月2日(火)対明豊戦
山内 翔太 6回 100球
飯塚 脩人 3回 49球(計162球)
4月3日(水)対東邦戦
山内 翔太 4回0/3 70球 計170球
飯塚 脩人 4回 52球 計212球
習志野は完投投手が1人もなし。リリーフエースとして活躍し、準優勝の立役者となった飯塚 脩人は1大会の合計球数は341球と、500球以内に抑えることができている。
来年の選抜から導入される1週間500球以内のルールに基づくと、習志野の投手運用は理想的といえる。習志野が素晴らしいのは小林徹監督になってから当たり前のように導入していることだ。
もし将来、球数制限が来年施行される「1週間500球以内」よりも少なく球数を抑えるルールになったときでも対応ができるチームになるのではないだろうか。
(記事=河嶋 宗一)
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