先輩には石川瑞貴や加田拓哉 U-15で打てる捕手の可能性を示した渡部海(住吉ボーイズ)
渡部海(住吉ボーイズ)
11月22日から3日間、愛媛県松山市の[stadium]坊っちゃんスタジアム[/stadium]で開催された「U-15アジアチャレンジマッチ2019」で、見事5大会連続の優勝を飾った侍ジャパンU-15代表。3戦全てでコールド勝ちを収めるなど、圧倒的な強さを見せての優勝だった。
2試合に捕手として出場した住吉ボーイズの渡部海は、5打数3安打2打点を記録して、存在感を見せた。特に第2戦のフィリピン代表との試合では、第1打席の2回のレフトへのスリーベースヒットを放って長打力をアピール。どっしりとした構えからの強いスイングが非常に目を引き、打てる捕手として可能性を示した。
大会を終えて、渡部は優勝を飾ったことを素直に喜び、この経験を高校野球にも繋げていきたいと意気込みを語った。
「アジアナンバーワンになれて、みんなで頑張ってきた成果が出てとても嬉しいです。みんなすごい選手ばかりだったので、とても刺激も受けました。高校でも、みんなで高め合っていきたいなと思っています」
高校野球では「甲子園」の目標ももちろん目指していくが、今回をU-15日本代表を経験したことでさらに高い向上心が芽生えた。個人としても、もう一度日本代表を目指していきたいと意気込みを語り、高校野球に向けて気持ちを引き締めた。
「U-15日本代表を経験して、やっぱりU-18も目指したいなと思いました。高校野球でも、そこを目指して頑張っていきたいなと思います」
住吉ボーイズのOBには、2018年の第100回全国高校野球選手権で優勝した大阪桐蔭のメンバーであった石川瑞貴(Honda鈴鹿)や、帝京の主将に就任した加田拓哉など、高校野球で活躍を見せるOBも多い。
渡部も、OBたちの活躍に続くことが出来るか注目だ。
(記事=栗崎 祐太朗 )
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