News

根尾昂(中日)が福留孝介化?ウインターリーグでどこまで進化を果たせるか?

2019.11.28

根尾昂(中日)が福留孝介化?ウインターリーグでどこまで進化を果たせるか? | 高校野球ドットコム
根尾昂(大阪桐蔭-中日) ※写真:共同通信

 現在、アジアウインターリーグで修行中の根尾 昂(中日ドラゴンズ 大阪桐蔭出身)が打撃好調。11月27日の時点で、4試合に出場し、16打数6安打、1打点、打率.375と結果を残している。1つ1つの中身を見ると打撃の意識が高まっている。高校時代は打撃動作でトップに入った時、捻りを大きく入れる癖があった。一見、フルスイングしたように見えても、軸がぶれてしまい、ミスショットが多く、三振が多くなっていた。

 今の根尾はだいぶフォームがシンプルになったように感じられる。捻りを抑え、軸のブレをすくすくして、遠心力を生かしたスイングは福留孝介(阪神 PL学園出身)に似ている声もある。

 今のメカニズムをつかんで、ミスショットする確率を減らしていければもっと打率は高まっていくだろう。

 また、根尾はこのウインターリーグから外野を守っているが、根尾の肩の強さ、脚力、周辺視野の広さを考えれば、外野のほうが大きく生きるのではないだろうか。

 現在、中日のショートストップ・京田陽太坂本勇人よりも守備指標は高かったという評価もある。そんな京田から遊撃手のポジションを奪うよりも外野手としてプレーしながら、出場機会を増やすことが賢明であろう。

 これからもウインターリーグは続くが、根尾はここからどこまで実績を積み重ねることができるか、注目していきたい。

関連記事
根尾昂は将来の一流候補はどうあるべきかを教えてくれる選手だった
スキーで身につけたスキルを野球でも生かすことができた根尾昂
「二刀流・根尾昂」の素顔に迫った独占インタビュー

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.03.28

大阪桐蔭、大会NO.1右腕に封じ込まれ、準々決勝敗退!2失策が失点に響く

2024.03.28

中央学院が春夏通じて初4強入り、青森山田の木製バットコンビ猛打賞も届かず

2024.03.28

【センバツ準々決勝】4強決定!星稜が春初、健大高崎は12年ぶり、中央学院は春夏通じて初、報徳学園は2年連続

2024.03.28

健大高崎が「機動破壊」以来、12年ぶり4強、山梨学院は連覇の夢ならず

2024.03.28

星稜・戸田が2安打無四球完封で初4強、阿南光・吉岡はリリーフ好投も無念

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.24

【神奈川】桐光学園、慶應義塾、横浜、東海大相模らが初戦白星<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.23

【東京】日本学園、堀越などが都大会に進出<春季都大会1次予選>

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.25

異例の「社会人野球→大学野球」を選んだ富士大の強打者・高山遼太郎 教員志望も「野球をやっているうちはプロを狙う!」父は広島スカウト

2024.03.08

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.03.17

【東京】帝京はコールド発進 東亜学園も44得点の快勝<春季都大会1次予選>

2024.03.11

立教大が卒業生の進路を発表!智弁和歌山出身のエースは三菱重工Eastへ、明石商出身のスラッガーは証券マンに!

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.01

今年も強力な新人が続々入社!【社会人野球部新人一覧】