奥川恭伸に背番号「11」に!東京ヤクルトが求められること

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2019.11.26

奥川恭伸(星稜)

 星稜奥川 恭伸が東京ヤクルトと仮契約を結んだ。契約金1億円。年俸1600万と最高評価でのプロ入りだ。

 奥川が背負う背番号「11」は高卒右腕が背負い、早くから起用されることが多い。さらにこの後紹介する投手はいずれも甲子園を経験している。

 まず早稲田実業出身の荒木大輔は1982年ドラフト1位指名を受け、高卒3年目まで一軍で、7勝12敗。2000年ドラフト4位指名を受けた坂元弥太郎(浦和学院出身)は高卒3年目に「背番号11」を背負い、高卒3年目は主に32試合に出場し、4勝1敗防御率6.00と残している。

 そして2007年高校生ドラフト1位の由規(仙台育英出身)は最速157キロの速球、鋭いスライダーをコンビネーションに粗削りながらも高卒3年目までに、19勝20敗。特に3年目は12勝を上げ、ブレークを果たした。

 エースとして期待される投手が背負う「11」。しかし早期起用がたたって故障に苦しんでいる投手がいるのが懸念材料だ。荒木は1989年~1991年まで故障の影響で一軍登板なし。坂元は長期的な離脱はほぼなく、しぶとく中継ぎで活躍したものの、由規は高卒4年目まで26勝26敗と東京ヤクルトの投手陣では高い数字だったが、4年目まで418.2回を投げていた影響がたたって、2012年~2015年までの4年間は全く登板ができない状況だった。2016年から一軍復帰したものの、かつての勢いは取り戻せないでいる。速球投手はほかの投手に比べれば、負担は大きい。これまで過去に由規同様、早い段階から一軍で起用された投手はいる。しかし松坂 大輔田中 将大のように壊れなかった投手はレアケースで、実際に故障して早期引退、パフォーマンスを落としている投手が多いのも事実。もし、じっくりと育てるプランがあれば...。本当に惜しい逸材だった。

 奥川は由規と比べれば、完成度は遥かに高く、解説者から1年目から10勝もできるという声も聞かれるが、それも大げさではない。だからこそ怖い。

 奥川を長期的に活躍させるプランが何より大事なのだ。球数制限、イニング制限、登板間隔。コンディション体制など。ただ計画的に運用を進めても、今のヤクルトの投手陣では奥川に負担をかけやすい構成となっている。そのためにはこ東京ヤクルトは奥川の負担をかけないために定期的な投手補強は必要であろう。

 奥川をどう育てるのか。ヤクルトのプランを今後も注視していきたい。

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