BCリーグに進む高校通算48本塁打の園部(専大)、151キロ右腕・山田(玉川大)に注目!
高校時代の園部 佳太
今や独立リーグの新入団選手はBCリーグも、アイランドリーグも、特別合格者の方がレベルが高いというのが当たり前となった。そのため、ドラフトファンは両リーグのドラフト会議の指名者よりも、特別合格者を着目するべきといえる。
BCリーグの特別合格者を見ると、こんな選手も合格しているのかと気付きがある。
まず、2017年のドラフト候補だった園部 佳太(いわき光洋-専修大)がBC福島に加入しているということ。高校時代は高校通算48本塁打を放ったスラッガーとして注目を浴びたが、惜しくも指名漏れとなった。
しかし専大の2年間では思うような活躍ができず、環境を変えて臨むことになった。
まだ20歳ということで、ドラフト候補として注目されるだろう。
また玉川大の151キロ右腕・山田綾人(玉川大)もBC栃木に特別合格。高校時代はほとんど登板がなかったが、大学4年間で急成長。151キロの速球を投げるまでに成長した。素質は素晴らしいが、惜しくも指名はならなかった。社会人に進まず、BCを選んだということは、1年でNPB入りを目指している表れだろう。
2020年は投手の顔ぶれが2019年と比べると少ないため、チャンスは大いにあるだろう。
果たして、1年後あるいは2年後。多数のNPB球団から調査票が届く存在となるか、注目していきたい。
(文=河嶋 宗一)