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53名がNPB登竜門へ!四国アイランドリーグplusドラフト会議開催

2019.11.18

 2005年にリーグ開幕、来季で16シーズン目を迎え、今年・埼玉西武ライオンズ7位・上間 永遠投手、8位・岸 潤一郎内野手兼外野手(ともに徳島インディゴソックス)の本指名はじめ、ここまで15年連続NPBドラフト指名選手計56名を送り出している日本独立リーグのパイオニア的存在の四国アイランドリーグplusが、11月17日(日)にドラフト会議を開催。合格者が11月18日(月)に発表された。

 今回合格を果たしたのは、11月3日(日・祝)に埼玉県川越市、11月16日に大阪府枚方市で行われた一次テストを経て、28名が参加した11月18日(日)の二次トライアウトを通過した7名と、エントリー時に希望球団を記した中で、各球団から特別合格を告げられた46名の計53名。合格者の各球団内訳は徳島インディゴソックス16名、愛媛マンダリンパイレーツ12名(うちトライアウト通過者1名)、香川オリーブガイナーズ11名(うちトライアウト通過者2名)、高知ファイティングドッグス14名(うちトライアウト通過者4名)となった。

 その中で他球団を圧倒する陣容をそろえたのは今年の日本独立リーグ王者、7年連続でドラフト指名選手輩出を継続中の徳島インディゴソックス。今年NPBのドラフト候補にあがった選手も含め16名全員が特別合格者となった。

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徳島インディゴソックスから特別合格を得た池田の最速146キロ右腕・白川 恵翔

 代表的な選手をあげると投手では地元・徳島池田高の最速146キロ右腕・白川 恵翔(18歳・180センチ83キロ・右投右打)、北海道・網走桂陽高の最速150キロ右腕・富水 大和(17歳・178センチ83キロ・右投右打)に愛媛大の最速147キロ左腕・勝田 悠斗(22歳・177センチ72キロ・左投左打)。野手も50メートル走6秒0・遠投105メートルの古田 佑一郎(岡山商科大・中堅手・190センチ88キロ・右投左打)らを筆頭に「隠し玉」的存在も多数名を連ねている。

 また、他球団に目を転ずると愛媛マンダリンパイレーツは、長崎国際大のエース・菅原 誠也(22歳・177センチ81キロ・右投右打)を特別合格で、関西学院大の4番打者・高尾 浩平(一塁手・右投左打・181センチ104キロ)を1巡目で指名。香川オリーブガイナーズは英明高校卒の関西独立リーグきってのスラッガー・松浦 仁(23歳・右投左打・182センチ92キロ・兵庫ブルーサンダース)を特別合格枠で、昨年は鳴門渦潮(徳島)高卒2年目で三菱自動車倉敷オーシャンズのエース格、1年のブランクを経てトライアウトを受験した河野 壱来(21歳・右投右打)をドラフト1巡目指名した。

 

 そして高知ファイティングドッグスは、高校通算塁打も20本を超え「二刀流」の声も上がりそうな宮崎日大(宮崎)高の最速143キロ右腕・今田 雄大(18歳・178センチ82キロ・右投右打)と山梨学院(山梨)~専修大~日本製紙東海REXと大型右腕として期待を受けた平間 凛太郎(25歳・右投右打・187センチ97キロ)を特別合格枠、報徳学園(兵庫)高時代から50メートル走5秒8の俊足を誇る外野手・勝岡 静也(関西大・22歳・右投左打・168センチ75キロ)をドラフト指名最終合格者となる4巡目で指名している。

 なお、合格者は各球団と入団交渉を行い、合意に達し次第正式入団が決まる見通し。2020年春、四国へ活気を与えてくれるフレッシュマンたちの躍動を楽しみに待ちたい。

記事=寺下 友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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