元PL学園監督の中村氏と智弁和歌山名誉監督の高嶋氏がトークイベント!かつての名将の言葉にファン酔いしれる
PL学園元野球部監督の中村順司氏
11月17日、東京ドームシティ内にあるMLB cafe TOKYOにて野球用具メーカー・SSKが主催のトークイベントが行われた。
登壇したのは、PL学園元野球部監督の中村順司氏と智弁和歌山名誉監督の高嶋仁氏。司会進行役は長年、NHKの高校野球中継の実況アナウンサーとして活躍してきた小野塚康之アナウンサーが勤め、かつての名将の思い出や野球界の未来についてトークに参加した約50名の高校野球ファンは酔いしれた。
PL学園が全盛期を迎えていた頃、高嶋氏は「PL学園に勝つためには体力を鍛えるしかないと思った」と語り、ポール間のダッシュを100本やらせていたという当時のエピソードを披露。参加者たちは当時の練習メニューに驚きを見せつつも、高嶋氏の勝ちへの執念に感服した様子だった。
智弁和歌山名誉監督の高嶋仁氏
また中村氏は、監督時代から「球道即人道(きゅうどうそくじんどう)」の言葉を選手たちに伝え続けてきたと語り、野球の経験はその先の人生にも繋がることを熱く説明した。
「野球は社会の縮図でもあります。野球でも、打ちたくてもバントをしなければならない場面は必ずありますし、チーム内での人間関係もあります。野球で培ったことは社会でも必ず活きます」
二人のトークが終わった後は立食形式での懇親会が行われ、中村氏と高嶋氏と写真を撮ったり握手をするファンの姿があった。写真を撮ったは感激した表情を浮かべて、憧れの名将との触れ合いを楽しんだ。
現場での指導からは退いた両名であるが、野球界への貢献はまだまだ続く。これからの活躍にも目が離せない。
(記事=栗崎 祐太朗)