News

星稜高校・奥川恭伸が圧巻の投球!【2018年明治神宮大会・高校の部】

2019.11.16

 高校生にとって今年最後の公式戦となる明治神宮大会が11月15日に開幕した。2年生中心の新チームとなっており、フレッシュなメンバーも多い。現時点での知名度はなくても、ここから飛躍して全国的な選手へと育っていくこともあるだろう。もちろん、2020年以降のドラフト会議で指名されることもありえる。

 さて、まだ記憶に新しい昨年(2018年)の明治神宮大会(高校の部)に出場した選手で、先日行われたドラフト会議において指名を受けた選手を振り返ってみたい。

星稜高校・奥川恭伸が圧巻の投球!【2018年明治神宮大会・高校の部】 | 高校野球ドットコム
好投を見せた奥川恭伸

 2019年ドラフト会議の目玉でもあった星稜高校の奥川恭伸(ヤクルト1位)は山瀬慎之助(巨人5位)とのバッテリーで同大会に出場を果たしている。奥川は初戦となった広陵高校戦で7回完封勝利(コールド)を飾ると、高松商業高校戦では7回1失点(自責0)で決勝へチームを導いた。

 決勝の札幌大谷高校戦では敗れたものの中継ぎで登板し1.1回を無失点。3試合で15.1回を投げ1失点(自責0)と圧巻の成績を残している。

 東邦高校の石川昂弥(中日1位)は初戦の八戸学院光星高校戦において、「3番・投手」で先発した。しかし初回に5点を失うなど、9回途中自責6と投手としては苦しんだ。打撃面では2安打と気を吐いている。

 一方、八戸学院光星高校は「3番・遊撃」で武岡龍世(ヤクルト6位)が出場。ソロ本塁打を含む2安打で勝利に貢献した。つづく高松商業高校戦でも2安打を放ち、同大会では打率.400(10打数4安打)と結果を残した。

 桐蔭学園高校の森敬斗(DeNA1位)は初戦となった筑陽学園高校戦において、「3番・遊撃」で出場するも3打数ノーヒット。また守備では3失策と精彩を欠いた。チームも1-10で敗退と悔しい結果に終わっている。

 奥川、石川、森と3人のドラフト1位選手が出場していた昨年の明治神宮大会(高校の部)。今年の出場選手の中からも、来年のドラフト会議で1位指名を受けるような逸材が潜んでいるのだろうか。各選手のプレーに注目したい。

(記事:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.15

【春季和歌山大会】日高が桐蔭に7回コールド勝ち!敗れた桐蔭にも期待の2年生右腕が現る

2024.04.16

【春季埼玉県大会】2回に一挙8得点!川口が浦和麗明をコールドで退けて県大会へ!

2024.04.16

【群馬】前橋が0封勝利、東農大二はコールド発進<春季大会>

2024.04.16

社会人野球に復帰した元巨人ドライチ・桜井俊貴「もう一度東京ドームのマウンドに立ちたい」

2024.04.15

【春季東京都大会】日大豊山、注目の好投手を攻略し、コールド勝ち!指揮官「うちが東京を勝ち上がるには機動力しかない」

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!

2024.04.10

【沖縄】エナジックが初優勝<春季大会の結果>

2024.04.12

【九州】エナジックは明豊と、春日は佐賀北と対戦<春季地区大会組み合わせ>

2024.04.11

【埼玉】所沢、熊谷商、草加西などが初戦を突破<春季県大会地区予選>

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.03.17

【東京】帝京はコールド発進 東亜学園も44得点の快勝<春季都大会1次予選>

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>