ルートインBCリーグ・ドラフト会議開催 話題の草野球150キロ右腕は新球団・神奈川へ!
2006年に設立・2007年にリーグ戦をスタート。埼玉武蔵ヒートベアーズ・松岡 洸希(桶川西卒1年目)がリーグ過去最高順位となる埼玉西武ライオンズ3位指名を受けた今年までに46名をリーグから直接NPBにドラフト指名で送り出している日本独立リーグ最大勢力のルートインBCリーグ。
一時は球団消滅危機が伝えられた福井ミラクルエレファンツが球団名・運営会社を変更して来季の存続が決まり、さらに新加盟の神奈川フューチャードリームスを加え2020年を12球団制で戦うことになったリーグのドラフト会議が11月15日(金)に開催された。
今回、合格を果たしたのは11月合同トライアウトを受験した23名と、エントリー時に希望球団を記した中で、各球団から特別合格を告げられた67名の計90名。主な合格者をあげると、麻溝台(神奈川)バトミントン部から草野球出身もトライアウトで150キロを出し周囲の度肝を抜いた杉浦 健二郎投手(中央大3年・21歳・182センチ74キロ・右投両打)は元・横浜ベイスターズの鈴木 尚典監督が率いる神奈川フューチャードリームスの「新球団優先枠」で合格。
また、静清(静岡)では最速145キロをマークした九州産業大・石田 駿投手(22歳・180センチ70キロ・右投右打)は今季、リーグ初優勝を飾った栃木ゴールデンブレーブスから、常総学院3年春にはセンバツのマウンドも踏んだ神奈川大・井上 真幸投手(22歳・186センチ85キロ・右投右打)は茨城アストロプラネッツ。神戸弘陵(兵庫)で高校通算35本塁打の右スラッガー・山河 楓三塁手(18歳・182センチ90キロ・右投右打)は新潟アルビレックス・ベースボール・クラブからそれぞれ特別合格を受けている。
なお、合格者は各球団と入団交渉を行い、合意に達し次第正式入団が決まる見通し。また、ルートインBCリーグは来年2月にも2回目のトライアウトとドラフト会議を開催し、2020年の選手陣容を整える予定だ。
(記事:寺下 友徳)