ワールドトライアウトでは格の違いを見せた右サイドハンド・箭内翔太(徳島インディゴソックス)!
箭内翔太(徳島インディゴソックス)
11月7日、[stadium]保土ヶ谷球場[/stadium]でワールドトライアウト(WorldTryout)予選会が開催された。BCリーガー、アイランドリーガーが数多く参加する中、目立っていた投手がいる。それが箭内翔太(徳島インディゴソックス)だ。
東日本国際大昌平高出身の箭内。高校時代は主力選手として出場できず、東京国際大に進むも中退。その後、草野球チームを経て、2018年のシーズン途中に、徳島インディゴソックスに入団。2019年から中継ぎ投手として活躍した箭内はチーム最多の37試合に登板し、3勝5敗2セーブ5ホールド、防御率3.28と優勝に貢献していた。
さらなるステップアップを求めてこのワールドトライアウトに参加したのだ。やはりアイランドリーグで実績を残した投手ということで、投手として別格の力量だった。
選考試合第2試合、無死満塁のピンチから登板した箭内は投球練習から140キロ台を連発。まず最初の打者を打ち取ると、つづく打者を投ゴロホームゲッツーに打ち取り、見事にピンチを切り抜けた。172センチ68キロと細身ながら体を鋭く回転させて、投げ込むフォームから繰り出す140キロ前半の直球、120キロ前半のスライダーの精度の高さもなかなかのものだった。
また野手としても出場した箭内は懸命に全力疾走をするなど必死なプレースタイルが印象的だった。
右サイドで常時140キロ台をたたき出せる右サイドは貴重な存在だ。
(記事=河嶋 宗一)