公式戦14戦負けなし!中京大中京は選抜まであとわずか!
注目右腕・高橋宏斗
今週末は各地で準決勝、決勝戦が行われる高校野球。東海大会もそのうちの1つで、勝つと選抜へ大きく前進する重要な試合となる。
その試合に挑むのが愛知1位の中京大中京である。2017年の夏の甲子園以来の聖地を目指す中京大中京は、新チームスタートからどんな戦いを見せてきたのか。秋季大会の勝ち上がりを振り返る。
■秋季愛知県大会 名古屋地区予選1次予選
Fブロック リーグ戦 対名経大高蔵 20対5 〇
Fブロック リーグ戦 対名大附 30対0 〇
Fブロック リーグ戦 対名東 10対0 〇
Fブロック リーグ戦 対瀬戸 10対2 〇
■秋季愛知県大会 名古屋地区2次予選 決勝トーナメント
1回戦 対名古屋市工芸 11対0 〇
2回戦 対東邦 10対1 〇
準決勝 対享栄 7対2 〇
決勝 対星城 6対0 〇
■秋季愛知県大会
2回戦 対東邦 7対0 〇
3回戦 対愛知 3対2 〇
準々決勝 対岡崎学園 10対1 〇
準決勝 対豊橋中央 12対0 〇
決勝 対愛工大名電 5対0 〇
■東海大会
準々決勝 対津商 7対0 〇
夏は愛知大会でベスト4に入った中京大中京。愛知の私学4強と呼ばれ、全国クラスの名門は新チームでも強さは健在。名古屋地区予選1次予選を危なげなく勝ち切り、2次予選へ。2次予選では東邦や享栄、星城のライバルがいるが、中京大中京は実力をいかんなく発揮して県大会へコマを進める。初戦で東邦と再戦となるも7対0の完封勝利。高橋 宏斗の好投で初戦を勝利すると、3回戦の愛知戦では9回に2対2の同点に追いつかれながらサヨナラ勝ち。
これでさらに勢いづいていくと、準々決勝と準決勝はどちらもコールド勝ち。一気に決勝戦まで勝ち上がって東海大会出場をつかみ取る。決勝の愛工大名電との強豪対決では、またも高橋が完封をやってのけて見事優勝。愛知1位として東海大会に乗り込むと、シード校として準々決勝から登場。初戦の津商を7回コールド、投打で圧倒して準決勝までたどり着いた。
現在チームを指揮する高橋源一郎監督は過去に2回、選抜がかかった準決勝で敗退し、悔しい思いをしている。そのことについて、「自分からそのプレッシャーをぬぐっていかないといけない」と考えている。
高橋を始め、左の松島 元希にスラッガー・印出 太一。そして野手では愛知県屈指のショートストップ・中山 礼都とタレントが揃い投打で高い力を持っている。このまま選抜への切符、そして神宮大会への出場権を掴み取るのか。中京大中京の躍進に注目だ。