将来はオリックスを担う主力打者へ!太田 椋・宜保翔の高卒1年目コンビに注目!
今季最下位に終わったオリックス・バファローズ。その中で期待したい若手選手がいる。それが太田 椋(天理-オリックス)、宜保翔(未来沖縄出身)の高卒1年目コンビだ。
2人は高卒1年目ながら、なかなか高い実績を残している。
高校時代の太田 椋
・太田 椋(天理-オリックス)
6試合 打率.000 0本塁打0打点 (一軍)
64試合 打率.258 6本塁打21打点 (二軍)
高校時代の宜保翔
8試合 打率.231 0本塁打0打点(一軍)
111試合 打率.227 0本塁打20打点(二軍)
太田 椋は山下航汰(健大高崎-巨人)と同じ羽曳野ボーイズ出身で、ジャイアンツカップ優勝を経験。さらにはU-15代表にも選ばれ、天理に進むと、2年夏には甲子園4強を経験。最後の夏の甲子園出場はなかったが、高校通算31本塁打を放ち、小園海斗(報徳学園)に並ぶ大型遊撃手として注目を浴びた。太田は3月の対外試合で右手に死球を受け、3か月の離脱をしたが、わずか64試合で6本塁打を打っているところが素晴らしい。1年目から一軍で起用されているように、次世代を担う大型遊撃手としてその片鱗を見せてくれた。
宜保翔は3年生になり、野手ではなく、投手として評判となった選手だ。2年秋まで遊撃手だったが、練習でブルペンに入ることが度々あり、そこで140キロ超えを記録していた姿が首脳陣の目に留まり、投手も兼任。3年春には最速145キロをマークし、県大会優勝に貢献した。プロ入り後は類まれな野球センスの高さを生かし野手に専念。111試合出場のうち、二塁手として77試合に出場。さらに一軍にも昇格し、初安打を記録するなど、順調にステップアップしている。
オリックスの野手で今シーズン、規定打席に到達したのは吉田正尚(敦賀気比出身)、福田周平(広島広陵出身)、若月健矢(花咲徳栄出身)の3名。それ以外は不動のレギュラーというべき選手はまだいないだけに、多くの選手にチャンスはある。来年高卒2年目を迎える太田、宜保の2人は今年よりも一軍で実績をつかみ、将来の飛躍のきっかけとすることができるか、注目したい。