News

楽天ドラ1・小深田大翔の母校・神戸国際大付属高校のOBは?

2019.10.27

 昨シーズンの最下位から3位へと巻き返した楽天は、このオフに大きく動いている。平石洋介監督が退任し、三木肇二軍監督が一軍に昇格。これに伴い、コーチ陣も大きく入れ替わっている。

 選手では球団の象徴的存在でもあった嶋基宏が退団。現時点ではFA選手や新外国人選手といった大きな補強の動きはないが、まさに新しいチームへと生まれ変わろうとしている様子がうかがえる。

 そんなさなかで行われた10月17日のドラフト会議では、1位で佐々木朗希大船渡→ロッテ)に入札。惜しくも抽選にはずれてしまうが、2回目に入札した小深田大翔(大阪ガス)では重複がなく交渉権を獲得した。

 小深田は遊撃を中心に二塁・三塁も守ることができる俊足巧打の内野手。ポジションこそちがうものの、大阪ガスの1年先輩である近本光司(阪神)と同じようなタイプである。大卒社会人出身の即戦力候補だけに、1年目からレギュラー争いに加わることが濃厚だ。

楽天ドラ1・小深田大翔の母校・神戸国際大付属高校のOBは? | 高校野球ドットコム
高校時代の小深田大翔

 そんな小深田は兵庫県の神戸国際大学付出身だ。NPBで現役のOBは、小深田の同学年である蔵本治孝(ヤクルト)をはじめ、坂口智隆(ヤクルト)、岡本健(ソフトバンク)、石岡諒太(中日)、宗接唯人(ロッテ)と5人いる。

 しかし、全員が今シーズンは結果を残すことができなかった。

 このなかではトップクラスの実績を誇る坂口も死球での骨折が響き、移籍後ワーストとなる22試合の出場に留まってしまう。大卒2年目の蔵本はプロ初登板を飾ったものの、8試合(12.2回)で防御率9.24と結果を出すことは出来ていない。その他の3選手は一軍出場がなく、岡本は戦力外通告を受けている。

 このように同校のOBたち全員が苦しんだシーズンだったのだ。来シーズンは小深田の加入に刺激を受けたOBたちが奮起し、チームの戦力となることを期待したい。

【神戸国際大付属高校OBの今シーズン成績】

坂口智隆(ヤクルト)
22試合/打率.125(64打数8安打)/0本塁打/2打点

蔵本治孝(ヤクルト)
8試合/0勝0敗/12.2回/奪三振9/与四球3/防御率9.24

岡本健(ソフトバンク)※今シーズンオフに戦力外
一軍出場なし

宗接唯人(ロッテ)
一軍出場なし

石岡諒太(中日)
一軍出場なし

※数字は2019年シーズン終了時点

文=勝田聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.27

【福岡】飯塚、鞍手、北筑などがベスト16入り<春季大会の結果>

2024.03.27

青森山田がミラクルサヨナラ劇で初8強、広陵・髙尾が力尽きる

2024.03.27

【神奈川】慶應義塾、横浜、星槎国際湘南、東海大相模などが勝利<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.27

中央学院が2戦連続2ケタ安打でセンバツ初8強、宇治山田商の反撃届かず

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.24

【神奈川】桐光学園、慶應義塾、横浜、東海大相模らが初戦白星<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.23

【東京】日本学園、堀越などが都大会に進出<春季都大会1次予選>

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.22

報徳学園が延長10回タイブレークで逆転サヨナラ勝ち、愛工大名電・伊東の粘投も報われず

2024.03.08

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.03.17

【東京】帝京はコールド発進 東亜学園も44得点の快勝<春季都大会1次予選>

2024.03.11

立教大が卒業生の進路を発表!智弁和歌山出身のエースは三菱重工Eastへ、明石商出身のスラッガーは証券マンに!

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.01

今年も強力な新人が続々入社!【社会人野球部新人一覧】