三木肇新監督の母校である上宮高校のOBは?
現役時代の黒田博樹
10月11日、楽天は三木肇二軍監督が来シーズンから一軍の指揮を執ることを発表した。
三木監督は今シーズンから楽天の二軍監督に就任。一年目にして球団創設以来初めてとなるイースタン・リーグ優勝を成し遂げた。その手腕を評価されての早期昇格である。
三木監督は、1995年ドラフト1位でヤクルトから指名され入団。その指名順位からもわかるとおり大きな期待を受けていた。プロ入り後はヤクルト、日本ハムの2球団でプレーし2008年に現役を引退。その間に規定打席に到達したことはなく、選手として大きな実績を残すことは出来なかった。
しかし、引退翌年から日本ハムのコーチに就任すると、ヤクルト、楽天と渡り歩きここまで一度もユニフォームを脱いだことがない。それは各球団からの信頼が厚いということの裏返しでもある。
そんな三木新監督は大阪府の上宮高校出身だ。上宮高校は春8回、夏1回の合計9回も甲子園に出場している名門である。1993年春の甲子園では優勝も果たした。しかし強豪ぞろいの大阪府ということもあり、1997年春の甲子園に出場して以来、20年以上も甲子園から遠ざかっている。
OBには黒田博樹らメジャーリーガーも
OBには実績者の名前がずらりと並ぶ。片平晋作(元・大洋ほか)に笘篠誠治(元・西武)から元木大介(巨人打撃コーチ)ら1990年代までに活躍した選手も多い。
それ以降は薮田安彦(元・ロッテほか)、黒田博樹(元・広島ほか)とメジャーリーガーも輩出している。ちなみに亀井善行(巨人)は上宮太子高校の出身であり上宮高校とは異なる。
しかし、近年は甲子園への出場から遠ざかっているからか、2019年シーズンにNPBでプレーしたOBは不在。また、2007年の大学生社会人ドラフト5巡目で指名された下敷領悠太(ロッテ)以降、ドラフトで指名選手もいない。
すでに締め切られている2019年ドラフト会議においても、同校からプロ志望届を提出した選手は「0」となっており寂しい状況が続く。