今週末は近畿地区の高校野球が面白い!今日は兵庫・京都など4地区で準決勝開催…見どころはここ!
明石商・来田涼斗 *写真:共同通信
今週末に開催される6府県の地区大会の見所を一挙紹介!
10月5日、6日は、近畿地区の各府県にて準決勝・決勝が開催される。
5日は、京都、和歌山、奈良、兵庫では準決勝が予定され、大阪は履正社が国体に出場したことでスケジュールが変更され、6日が準決勝となった。そんな近畿地区6府県の見所を紹介したい。
【京都】
▼準決勝
・東山vs京都外大西
・西城陽vs京都翔英
京都の準決勝2カードは見所満載。準々決勝で龍谷大平安との激戦を制した東山と、京都外大西との一戦。京都外大西は、準々決勝の京都国際戦で、1対6で迎えた9回表に8得点を入れて逆転に成功し準決勝に駒を進めてきた。どちらも勢いに乗るチームなだけに対戦が楽しみだ。
西城陽は、この4月から元プロの染田賢作監督が就任し、今大会では一気に4強まで勝ち進んだ。京都翔英も安定した戦力で、近畿大会出場を狙える実力は十分にある。注目の一戦となりそうだ。
【兵庫】
▼準決勝
明石商vs神戸国際大附
長田vs報徳学園
この夏の兵庫大会の決勝戦と同じカードとなった明石商vs神戸国際大附。夏は明石商が、9回表に逆転して甲子園出場を決めたが、この試合も大きくもつれそう。
また2016年に、21世紀枠として甲子園に出場した長田はここまで快進撃を見せている。相手は甲子園常連の報徳学園。面白いカードとなりそうだ。
【奈良】
▼準決勝
奈良大附vs奈良
天理vs智辯学園
天理vs智辯学園が準決勝で激突する。近畿大会出場をかけた戦いは見ごたえのあるものとなりそうだ。
またこの夏の奈良大会で、智辯学園と死闘を繰り広げた奈良大附も侮れないチーム。奈良と決勝進出をかけて戦う。
【和歌山】
▼準決勝
市立和歌山vs和歌山南陵
智辯和歌山vs日高中津
2019年選抜出場の市立和歌山は、和歌山南陵と対戦。夏の甲子園に出場した智辯和歌山は、日高中津と対戦する。智辯和歌山は、前チームからの主力選手も残っているが、準決勝ではどんな戦いをみせるのか。楽しみな一戦となる。
【滋賀】
▼決勝
近江vs立命館守山
▼3位決定戦 伊香vs綾羽
近江は世代を代表するショートストップ・土田龍空主将を中心にまとまった。立命館守山は、創部4年目で初の近畿大会出場を決めた。当時・社会人野球のかずさマジックのメンバーとして、2013年に日本選手権優勝に貢献した秋武祥仁監督の下、鍛え上げられてきた。名門vs新鋭校との決勝戦に注目が集まる。
3位決定戦に登場する伊香は、2回戦で滋賀学園に完封勝利。準決勝でも近江に0対1の大接戦を演じた。対するは、実力校・綾羽。近畿大会出場枠はどちらのチームが手にするのか。
【大阪】
▼準決勝
大阪桐蔭vs初芝立命館
履正社vs]金光大阪
大阪桐蔭は順当に勝ち上がってきた。準々決勝の上宮戦でも11対0と大勝。左腕・藤江星河、2年生スラッガー・西野 力矢以外にも新戦力が多く登場している。
履正社も6試合連続でコールド勝ちを収めており、今年も打線は超強力。エース・岩崎 峻典は甲子園の経験からさらに成長を見せており、府内では敵なしのピッチングを見せている。準決勝は夏の決勝戦で対決した金光大阪。実力校同士の一戦は大きく盛り上がりそうだ。
週末の近畿地区の高校野球は、どの地区も面白く、見逃せないカードが目白押しだ。近畿大会出場を決めるのはどのチームになるのか、楽しみだ。