21日〜22日の関東地方見所を紹介 東海大相模や浦和学院、木更津総合など強豪がそろい踏み
関東屈指の好投手・篠木健太郎(木更津総合)
つい最近まで残暑が鬱陶しく感じられたが、関東地区はあっという間に肌寒さを感じるようになった。そんな中、高校野球は選抜甲子園に向けた熾烈な戦いが本格化してきた。
9月21日から23日の三連休は、好カードが続出する。東京は、23日で本大会出場校全てが出揃う。千葉、埼玉は21日からいよいよ県大会がスタートする。神奈川と群馬では21日、22日に準々決勝、そして茨城は21日に準決勝、22日に決勝戦が行われる予定である。
そんな中から注目カードを抜粋して、その見所をお伝えしたい。
21日 秋季神奈川県大会 準決勝 東海大相模vs湘南工大附
夏の神奈川を制した東海大相模と、昨秋もベスト8まで進出し堅実な強さを誇っている湘南工大附。鵜沼魁斗、山村崇嘉、西川僚祐などが並ぶ重量打線に対して、湘南工大附がどこまで粘りの野球を見せることが出来るか注目だ。
21日 秋季千葉県大会 木更津総合vs袖ヶ浦
何と言っても木更津総合のエース右腕・篠木健太郎に注目が集まる。しなやかフォームから、140キロ台中盤のスピンの利いた直球を投げ込み、関東でも指折りの好投手だ。打線も力のある打者が揃っており、袖ヶ浦がどんな対策を練って戦うか注目だ。
21日 秋季茨城県大会 準決勝
明秀日立vs霞ヶ浦
常総学院vs石岡一
秋季茨城県大会は、一足早く21日に準決勝を迎える。甲子園出場が記憶に新しい霞ヶ浦、明秀日立、石岡一の3校に加えて、長年にわたり茨城県の高校野球を牽引する常総学院の顔ぶれとなった。実力は拮抗しており、どこが優勝を飾ってもおかしくなく、また近年に台頭する勢力と常総学院との勢力図の変化も見逃せない。
22日 秋季埼玉県大会 2回戦 川越工vs浦和学院
夏ベスト8、過去2度の甲子園出場の経験を持つ川越工と、県内指折りの強豪・浦和学院が激突する。注目は1年生ながら浦和学院のエースで4番を務める三奈木亜星だ。山口東シニア時代から注目集めていた三奈木を中心とする浦和学院に、川越工がどんな揺さぶりをかけていくか注目だ。
22日 秋季神奈川県大会 準々決勝 桐光学園vs横浜
この週末では屈指のカードと言っていい。木下幹也と松本隆之介の二枚看板に加えて、度会隆輝を中心とした打線は高い総合力を持っている。そして対する桐光学園には、エースで4番の安達壮汰がいる。安定感抜群の投球に、パワフルな打撃は今や関東でもトップレベルの選手と言える。横浜が総合力でどこまで安達を崩せるかがポイントになるだろう。
センバツへとつながる大事な秋の陣。注目選手たちはどんな活躍を見せてくれるのか。そして新たなスター候補生は現れるのか。各地の熱戦に注目したい。