「不安が多いです」 奥川恭伸(星稜) ドラフト1か月前に迫った心境に迫る
29日開催の国体に向け調整する奥川恭伸(星稜)
10月17日に行われるドラフト会議。ドラフト1位候補として注目される奥川恭伸(星稜)投手は、29日に開催される国体に向けて、順調に調整を続けている。15時すぎにグラウンドインした奥川は、キャッチボール、投内連携など軽めの練習内容。
星稜は16日~20日までの期間をドラフト前最後の取材期間に設定し、多くの報道陣が詰めかけていた。中には大物のプロ野球解説者も星稜グラウンドに訪問し、奥川のキャッチボール姿を見つめていた。
多くのプロ野球解説者から「怪我さえなければ、すぐに勝てる」という評判の奥川。ただ奥川はドラフトを迎えるにあたって不安しかない日々だという。
「技術的なこと、体力的なこと、あらゆる面で課題があります」
それは自分を客観視できる証拠であり、奥川の強み。客観視できる能力が、パフォーマンスに好影響をもたらしていることは3年間の実績が証明している。好きな言葉で「必笑」を掲げた奥川。同じくプロ志望の山瀬慎之助ともに笑顔でドラフト会議を迎える。
(記事=河嶋 宗一)