オリックスのドラ1・太田椋が一軍デビュー! 天理高校のOBは?
太田椋※写真は天理時代
9月14日に行われたオリックス対楽天(京セラ)の試合でオリックスのドラフト1位ルーキー・太田椋が待望の一軍デビューを果たした。
この日、初めての一軍昇格となった太田は、「8番・遊撃」でさっそくスタメン出場。第1打席から2打席連続で四球を選び出塁を記録している。
とくに2打席目は楽天先発の辛島航から徹底して低めを攻められたが、フルカウントからのストレートを見送り四球をもぎ取った。その後、2打数ノーヒットと快音は響かなかったが、選球眼の良さをしっかりとアピールすることに成功している。
次の試合では「初安打」という結果がほしいことだろう。
天理高校OBは西浦直亨、中村奨吾
さて、その太田はダルビッシュ有(カブス)と同じく羽曳野ボーイズ出身。中学3年時にはジャイアンツカップも制している。同期には山下航汰(巨人)が在籍していたことでも知られている。
その後、奈良県の名門・天理高校へと進学し2年夏の全国高校野球選手権大会に出場。「3番・遊撃」としてチームを引っ張り、準決勝で中村奨成(現・広島)率いる広陵高校に敗れている。3年夏は奈良大会決勝で敗退し、甲子園の土を踏むことはできなかった。
同校のOBに目を向けると名門校にしては、NPBの現役選手がやや少ない。2019年シーズンは西浦直亨(ヤクルト)と中村奨吾(ロッテ)、そして太田の3人だけとなっている。
その3人のなかで最年長となる西浦は故障で離脱しているが、昨シーズンはレギュラー遊撃手として初めて規定打席に到達。内野の要としてチームに欠かせない存在となった。
一方の中村も入団からポジションを転々としながらも、昨シーズン二塁のレギュラーに定着。今シーズンは低打率ながら16本塁打、12盗塁と2桁本塁打、2桁盗塁を記録している。
このように名門校にしては現役選手が少なく寂しい気もするが、西浦と中村の2人はチームのレギュラー格としてプレーしている。太田も先輩たち2人に追いつくことができるだろうか。
<天理高校OB選手>
※2019年シーズンNPB現役
西浦直亨(ヤクルト)
中村奨吾(ロッテ)
太田椋(オリックス)
(記事=勝田聡)
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