ダルビッシュ有 2シーズンぶり200奪三振達成!他の日本人投手の達成者は?
高校時代のダルビッシュ有
9月13日、(現地時間12日夕方)、パドレス戦に先発したダルビッシュ有(カブス)は、14三振を奪い、シーズン200奪三振を達成した。2017年シーズンの209奪三振(レンジャーズ-ドジャース)以来の達成で、MLB移籍から通算で4回目となった。
三振が奪える投手としてメジャーの舞台でも同じプレースタイルで活躍し結果を残している投手は数少ない。MLB移籍から2年目、277個の三振を奪った、2013年シーズン(レンジャーズ)がNPBを含めてもキャリアハイであり、この年は最多奪三振のタイトルを獲得している。進化が止まらないダルビッシュであるが、他の日本人メジャーリーガーはどうだったのであろうか。
実は、メジャーの舞台で“シーズン200奪三振”を達成したことのある日本人メジャーリーガーは、野茂、松坂、ダルビッシュのわずか3人だけ。
野茂は、1995年から3年連続と2001年にも達成し、計4回。松坂は、2007年の1回のみである。今シーズンで、野茂の計4回に並び、さらなる記録が期待される。また、2013年シーズンに記録した277個が堂々の日本人トップの成績である。
2018年シーズンは右肘の怪我により、わずか8試合の登板に留まった。復活が期待された今シーズンは、新球種・ナックルカーブをはじめ多彩な変化球で打者を手玉にとる投球には誰もが心を奪われてしまう。変化量の大きさはメジャー屈指で、我々が見る映像越しでも伝わるほどである。日本を代表する投手として、そして常に進化を求める姿勢でこれからも世界の野球ファンたちを魅了し続けてほしい。
□歴代日本人メジャーリーガー、200奪三振の記録
*はリーグトップ
野茂英雄(成城工)
1995年(ロサンゼルスドジャース)236*個
1996年(ロサンゼルスドジャース)224個
1997年 (ロサンゼルスドジャース)233個
2001年(ボストンレッドソックス) 220*個
松坂大輔(横浜)
2007年(ボストンレッドソックス) 201個
ダルビッシュ有(東北)
2012年(テキサスレンジャーズ)221個
2013年(テキサスレンジャーズ)277*個
2017年(テキサスレンジャーズ–ロサンゼルスドジャース)209個
□参考(主な日本人投手のMLBシーズン奪三振記録)
黒田博樹 (上宮) 2012年(ニューヨークヤンキース)167個
田中将大(駒大苫小牧) 2017年(ニューヨークヤンキース)194個
前田健太 (PL学園) 2016年(ロサンゼルスドジャース )179個