吉田 正尚に西川 龍馬…プロでも輝き放つ敦賀気比OBたち
9月6日、敦賀気比の4番・木下元秀がプロ志望届を提出した。2年生までは投手として活躍した木下だが、ケガの影響で野手に専念。4番打者としてチームの甲子園出場に貢献した。今回は、敦賀気比出身で、プロで活躍を見せる選手たちを紹介する。
左:吉田 正尚 右:平沼 翔太
山田 修義(2010年卒 オリックス・バファローズ)
同校の先輩でもある内海哲也にちなんで、内海2世とも呼ばれた好左腕。3年夏にはエースとして福井大会の全4試合を完投。49奪三振を記録し、甲子園出場に導いた。プロ入り後はなかなか一軍に定着できずにいたが、昨季から中継左腕として頭角を現し、今季は自身最多登板を果たしている。
吉田 正尚(2011年度卒 オリックス・バファローズ)
1年夏から4番に座ると、エースの山田と共に甲子園出場に貢献。2年春の選抜にも出場し、ベスト8進出に貢献。卒業後は青山学院大学に進学し、一部・二部通算100安打以上を放ち、ドラフト1位でプロ入り。今季は自身初の打撃タイトルとなる首位打者獲りを狙う。
西川 龍馬(2012年度卒 広島東洋カープ)
2年秋から主将になると、福井大会、北信越大会を制して3年春の選抜に出場。高校卒業後は王子製紙に入社すると、1年目から公式戦で活躍を見せ、3年を経てプロ入り。プロでも1年目から一軍出場機会を掴むと、今季はレギュラーに定着し、自身初となる規定打席に到達した。
平沼 翔太(2015年度卒 北海道日本ハムファイターズ)
4番・投手として3年春の選抜を制覇。夏の甲子園にも出場を果たし、その年のドラフトで日本ハムから指名を受けプロ入り。プロでは野手に専念し、2年目に一軍デビュー、3年目に初安打を記録した。今季は初本塁打も放つなど、大きく出場機会を増やし、来季以降のレギュラー獲得に期待がかかる。
山﨑 颯一郎(2016年度卒 オリックス・バファローズ)
優勝した2年春の選抜では登板機会がなかったが、2年夏、3年春の甲子園を経験。高校最後の夏は初戦敗退で終わったが、同年秋のドラフトでオリックスから指名を受けプロ入り。ここまで一軍登板はないものの、2018年はファームでチームトップの100.1回を投げ、U-23ワールドカップ代表に選出された。
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