ジャイアンツ若き大砲・岡本和真!智辯学園時代から培ってきた打撃論とは?

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   
2019.09.11

 侍ジャパンU-18でも主将を務めた坂下 翔馬がいた智辯学園。奈良大会を勝ち抜いて甲子園に辿り着いたが、その智辯学園のOBで思い浮かぶのは岡本 和真だろう。10日の横浜DeNA戦ではマジック9の点灯に大きく貢献した岡本選手の高校時代の理論を紹介したい。

バッティングで意識していたこと



智辯学園時代の岡本和真
 

――打撃練習では、センターから右の打球を意識的に打っているように見えました。

岡本 引っ張ってレフトに放り込んだらその時は気持ちがいいとは思うのですが、そんな姿勢で練習をしても身にならないので。一見地味に見えるかもしれないですけど、逆方向に低い打球を打つことを意識しながらフリー打撃をすることが多かったですね。

――バッティングで意識していたことはどういったことですか?

岡本 小坂監督からは『肩に力を入れないようにしつつ、大きく構えて、威風堂々とした雰囲気を出せ!』といわれているので、その点を意識してました。技術的には、体が突っ込んでしまう傾向があるので、軸足に体重を残しながらしっかりと軸で回ることを心がけています。

――インコースのさばき方が格段に進歩したと、小坂監督が褒めていました。

岡本 『インコースがきた!』と分かった時点で、体を開いて打ちに行っていたのですが、そうすると余計にボールに詰まることがわかりました。インコースを打つ時ほど、開きを我慢して、ボールを引きつけ、体の回転でクルッとさばく感覚をだいぶ体で理解できるようになりました。とっさに反応できるようになりました。

――なるほどですね。以前よりも感覚が掴めてきたのですね。

岡本 前はインコースを無理にフェアゾーンに入れようとしていたのですが、ファウルでもいいから強い打球を打てば相手バッテリーだって嫌なはず、と思えるようになったことも大きかったですね。

――ホームランを打つために練習メニューの中で意識してることはなにかありますか?

岡本 ティー打撃の際に、ボールをためるための穴に入れることにこだわらないことでしょうか。やはり角度をつけないとスタンドには入らないので、ネットに打ち返すときも顔の高さくらいの位置に打ち返すことを中学の頃から意識していました。

――それだと、たしかにティー用のネットの円の中に入らないほうが多くなりますね。

岡本 そうですね。たまに自分の方に跳ね返ってきたりして、危ないのですが…(苦笑)。

――実際に投球を打ちにいくときはボールにバックスピンをかけるイメージを持っているのでしょうか?

岡本 実際にピッチャーの球を打ちにいくときはスピンをかけることは意識しないですね。

――そうなんですか。

岡本 意識した時期もあったのですが、スピンがかかった投手の球に対して、ボールのやや下を叩いてスピンをかけにいくと、自分の場合はファウルチップになることが多くて…。そのため、ボールの芯を打ち抜くイメージでインパクトを迎えるようにしています。まともにとらえたらスピンをかけなくてもスタンドのどこかに入ってくれるという感覚があるので、しっかりととらえることだけを考えたほうがいいなと。

【次のページ】 相手バッテリーの心理がわかるようになってきた


【関連記事】
主将・坂下翔馬(智辯学園)は小柄でも強烈な存在感を示すファイター  【ニュース - コラム】
第21回 小柄でも強烈な存在感を示すファイター・坂下翔馬(智辯学園)。気迫溢れるプレーからチームに良い流れを【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
奈良大会の組み合わせが決定!智辯学園、天理の初戦の相手は? 【ニュース - 高校野球関連】
第61回 星稜の夏の対戦校には、必ず名選手、良きライバルがいた!【101回大会特集】
第44回 名勝負あり、逆転劇あり2回戦16試合も見ごたえ満載!【101回大会特集】
八戸学院光星vs智辯学園【第101回全国高等学校野球選手権大会】
第955回 八戸学院光星vs智辯学園の一戦に要注目!大会7日目4試合の見所!【大会展望・総括コラム】
第21回 今年の甲子園に出場する1,2年は怪腕、スラッガーが続々登場!【101回大会特集】
第1014回 驚異的な球速アップの要因は「右手の小指」。たどり着いた剛速球右腕への道 池田陽佑(智辯和歌山)【後編】 【2019年インタビュー】
近江vs智辯学園【2019年春の大会 近畿大会】
智辯学園vs智辯和歌山【2019年春の大会 近畿大会】
第763回 すべてが理詰め ケーシー・マギーが伝える「バッティング・メカニズム論」 【2018年インタビュー】
大阪桐蔭vs智辯学園【2018年春の大会 平成30年度春季近畿地区高等学校野球大会】
智辯学園vs市立尼崎【2018年春の大会 平成30年度春季近畿地区高等学校野球大会】
第496回 智辯学園高等学校 福元 悠真選手「絶対に打てるという自信を持てるほど練習を重ねていきたい」【後編】 【2017年インタビュー】
第494回 智辯学園高等学校 福元 悠真選手「4番打者として選抜優勝も自分の未熟さを実感した」【前編】 【2017年インタビュー】
第492回 智辯学園高等学校 太田 英毅選手 「目指すはセンバツ二連覇!」 【2017年インタビュー】
上原浩治のピッチング・メソッド
岡本 和真(智辯学園) 【選手名鑑】
智辯学園 【高校別データ】
智辯和歌山 【高校別データ】

コメントを投稿する

前の記事:
悔しさを来年へ 先輩たちの魂を継承した横山陽樹の最後の1年が始まった
最新ニューストップに戻る サイトトップに戻る