ライバル・韓国との紙一重の試合は延長へ突入!【韓国戦 9回の攻防】
日本ベンチ
9月6日、WBSC U-18ワールドカップ・スーパーラウンド・韓国戦に挑む侍ジャパンU-18日本代表。
初回、1番・森敬斗がレフトへのヒット、2番・武岡龍世のバントで一死二塁のチャンス。しかし韓国の先発・蘇のまえに1本が出せず無得点。そして先発の佐々木朗希は先頭をショートゴロに仕留めるも、2番・金の四球と盗塁で二死二塁のピンチ。しかし4番・張を149キロのストレートで空振り三振。ピンチを脱した。
先取点が欲しい日本代表は、先頭の西純矢がヒットで出塁するも、後続が続かずなかなかチャンスを作れない。すると直後の守備、先発の佐々木はここで降板。1回打者4人に19球で2番手・西純矢にバトンタッチ。その西はヒットとバッテリーエラーでランナーを二塁に置くも、何とか凌いで無失点で終えた。
下位打線から始まった3回は韓国先発・蘇の尻上がりに挙げてきた調子の前に三者凡退。日本のマウンド・西も二死二塁と先制のピンチを背負いながらも3番・朴(株)を見逃し三振に仕留めるなど、ホームを踏ませない。4回も二死から4番・石川昂弥が二塁打を放つも無得点。なかなか点数を奪えないが、西も一死一塁から併殺打に仕留めるなど、点数を譲らない。
5回の日本代表は三者凡退。なかなか韓国の先発・蘇を打ち崩せないと、二死一、二塁のピンチ。ここでライト前にはじき返されるも、ライトの宮城大弥の好返球でホームタッチアウト。0対0で前半を終えた。
6回も三者凡退となかなか攻撃にリズムが生まれない中、この回から3番手・飯塚脩人。飯塚は立ち上がり二者連続三振を含む三者凡退の立ち上がり。0対0のまま7回へ。
そして試合は大きく動きだす。先頭の3番・韮澤雄也と6番・宮城大弥のヒットでチャンスを作ると、代打・熊田任洋がライトへタイムリー。これで待望の先取点を奪うと、続く・水上桂もタイムリーで2点目。
これでリードを奪った日本は4番手・宮城がランナーを出しながらも無失点。リードをしっかり守って7回まで終えた。すると直後の攻撃、一死満塁と追加点のチャンスを作るもピッチャーへの併殺打でチャンスをつぶす。すると、守備で一死二、三塁のピンチを迎える。ここで4番・張を三振に取って二死二、三塁からエラーで同点。
そして9回、勝ち越しができなかった日本は、裏の守備でヒットと死球で二死一、二塁からレフトへヒットを許す。ホームでの際どいクロスプレーとなりジャッジはビデオ判定へ。その結果はアウトとなり、紙一重で無失点に抑えて延長になった。
韓国戦のスターティングメンバーは以下の通り。
1番センター・森 敬斗(桐蔭学園)
2番ショート・武岡龍世(八戸学院光星)
3番ファースト・韮澤雄也(花咲徳栄)
4番サード・石川昂弥(東邦)
5番ライト・西 純矢(創志学園)
6番レフト・宮城大弥(興南)
7番DH・遠藤 成(東海大相模)
8番キャッチャー・水上 桂(明石商)
9番セカンド・坂下 翔馬(智辯学園)
先発・佐々木 朗希(大船渡)
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