奥川恭伸の18奪三振!相手のミスで点数を重ねた日本がカナダを下す!【カナダ戦 9回の攻防】
最後もしっかり抑えた2番手・飯塚脩人
9月5日、WBSC U-18ワールドカップ・スーパーラウンド、カナダ戦に挑む侍ジャパンU-18日本代表
先発のマウンドに上がった奥川恭伸。立ち上がり先頭を空振り三振に取るスタート。3番・ショフィールドに149キロのストレートをセンター前に運ばれるも、最速152キロのストレートに、120キロ後半のスライダーを駆使して無失点の立ち上がりを見せた。
今大会初登板の奥川を援護したい打線は、1番・森敬斗が四球を選ぶもカナダ先発・ミラスの前に二死一、三塁から1本を出せず初回は無得点で両チーム終わった。
しかし奥川は2回から変化球も巧みに使いながらの投球。6番・ハルを151キロのアウトローで見逃し三振に取るなど三者三振。初回上ずっていたストレートも次第に低めに集まりだした。
奥川は3回も2つの三振を奪うなど序盤3回を投げて8奪三振の好調を見せるも、野手陣は2回の先頭6番・宮城大弥が四球。7番・西純矢の送りバントで得点圏に進めるも、相手の好守もあり無得点。3回は1番・森のヒットからチャンスを活かせず序盤はともに無得点。
奥川は4回、10奪三振を記録し二死となったところで、4番・ディオダティに146キロのストレートをライトスタンドに運ばれる手痛い一発を浴びて先取点はカナダへ。しかしそこで慌てずに後続を三振に抑えると、5回も三者凡退。ここまで17人の打者相手に75球。被安打2、奪三振13という数字を残した。
好投を続ける奥川に応えたい打線は9番・山瀬慎之助、1番・森が連続四球で出塁。ここで2番・武岡龍世の送りバントを相手のミスで山瀬が生還。なおも無死二、三塁から3番・韮澤雄也のセンターへのタイムリーで勝ち越しに成功。2対1で折り返す。
リードをもらった奥川は6回を三者三振。これで16奪三振という驚異的な数字でカナダに反撃を許さない。そして球数制限の105球が迫ってきた7回もマウンドに上がると2つの三振を含む三者凡退で抑えて103球。打者23人に18奪三振無死四球という圧巻の投球を見せた。そして打線も代打・水上桂と1番・森が四球を選んでチャンスを作ると相手のエラーと押し出しで3点を追加。5対1とリードを広げて終盤へ。
奥川の後を継いだ2番手は飯塚脩人。代表でも素晴らしいリリーフを見せる飯塚は2つの三振を奪うなど8回のカナダの攻撃を3人で終わらせる。そのまま9回も飯塚はマウンドに上がり、カナダの攻撃を3人で仕留めてゲームセット。5対1で日本がスーパーラウンドの初戦を勝利した。
カナダ戦のスターティングメンバーは以下の通り。
1番センター・森 敬斗(桐蔭学園)
2番ショート・武岡龍世(八戸学院光星)
3番ファースト・韮澤雄也(花咲徳栄)
4番サード・石川昂弥(東邦)
5番DH・熊田 任洋(東邦)
6番レフト・宮城大弥(興南)
7番ライト・西 純矢(創志学園)
8番セカンド・坂下翔馬(智辯学園)
9番キャッチャー・山瀬慎之助(星稜)
先発・奥川恭伸(星稜)
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