大谷翔平の国際大会デビューはほろ苦かった
高校時代の大谷翔平
言わずと知れた日本球界を代表するスター選手・大谷翔平。
プロの世界でも二刀流という異次元のプレースタイルを持ち、昨年からは世界を舞台にして活躍をみせてきた。
そんな大谷も高校時代に、U-18日本代表として投げた経験がある。
最速160キロを武器に18U世界選手権大会に出場
大谷は高校3年最後の夏に甲子園に出場することはできなかった。
しかし、岩手大会準決勝の一関学院戦で、当時の高校生史上最速160キロを記録。この高校生離れした投球と持ち前の長打力を武器に、この年の8月から開催された18U世界選手権大会の日本代表に選出された。
大谷は、第1戦となるカナダ戦では、「4番・投手」で起用される。
だが、ここで大谷はほろ苦い経験をすることになる。
この日のピッチングは不安定で、変化球のコントロールが定まらず、抜けるボールが多かった。結果的に7回2失点にまとめはしたものの、国際大会初登板では思うようなピッチングができなかった。
次の大谷の登板は、最終戦となった5位決定戦の韓国戦だ。
初回こそ完璧に抑えるも、2回、一死から5番シム・ジェユンが初球にセーフティバントの構え。これで大谷の投球リズムはわずかに乱れて、四球を与えると、直後の6番ソン・ジュンソクに左中間を破るタイムリーを打たれ1失点。この日も納得のいく投球でチームの勝利に貢献することができず、3.1回3失点 で降板。
今でこそ、世界で通用する超一流選手となったが、意外にも大谷の世界のマウンドの原点はホロ苦デビューであったのだ。
8月20日、U-18日本代表メンバーが発表されたが、今大会を経て、世界を舞台に羽ばたく選手は現れるのか。
大会は8月30日に韓国にて開幕となる。
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