松井裕樹は淺間、髙濱に一発浴び涙!茂木、則本は県4強 楽天主力選手の高校最後の夏を振り返る
東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹投手
東北楽天ゴールデンイーグルス主力選手の高校最後の夏は?【ヒーローの高校最後の夏】
熾烈なCS争いをしつつ、上位進出をうかがう東北楽天ゴールデンイーグルス。今やチームの顔とも言えるまでになった茂木栄五郎、故障から復帰したエース・則本昂大、若き守護神・松井裕樹らの、高校最後の夏を振り返りたい。
【3名の高校最後の夏の戦績】
▼茂木栄五郎(桐蔭学園・2011年)
神奈川大会
2回戦 7対0 藤沢清流
3回戦 12対1 横須賀大津
4回戦 3対2 茅ヶ崎西浜
5回戦 7対2 川崎工科
準々決勝 3対2 武相
準決勝 4対5 桐光学園
▼則本昂大(八幡商・2008年)
滋賀大会
1回戦 8対3 米原
2回戦 10対2 大津
3回戦 5対4 堅田
準々決勝 2対1 八日市南
準決勝 2対5 綾羽
▼松井裕樹(桐光学園・2013年)
神奈川大会
2回戦 4対2 相洋
3回戦 11対0 上矢部
4回戦 9対2 綾瀬西
5回戦 11対1 横浜商大
準々決勝 2対3 横浜
春季神奈川大会ベスト8と、3年夏での上位進出が期待された茂木。主に4番・三塁で出場した茂木は、2本塁打を含む全試合で安打を放つなど、大会を通して好調をキープ。しかし準決勝の桐光学園戦では、現在はチームメイトで、当時1年生の先発・松井裕樹に好投を許し、ベスト4で敗れた。
注目の好投手として高校最後の夏を迎えた則本。初戦で完投勝利を挙げるなど、チームのベスト4進出に貢献した。しかし準決勝では登板なしに終わり、チームも破れ、聖地のマウンドに立つことはできなかった。
春の県大会準優勝、関東大会ベスト8と、優勝候補として高校最後の夏を迎えた松井。2回戦、5回戦で完投勝利を挙げるなど、順調に駒を進める。しかし、準々決勝の横浜戦では、1学年下の淺間大基、高濱祐仁(ともに北海道日本ハムファイターズ)に一発を浴び、2年連続での甲子園出場はならなかった。
文・林龍也
【応援メッセージ】
■第101回全国高等学校野球選手権大会
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