奥川恭伸、23奪三振の快投で智辯和歌山斬り!サヨナラ勝ちでベスト8へ!
奥川 恭伸(星稜)写真:共同通信
大会11日目、第2試合は星稜vs智辯和歌山の一戦。先発した奥川恭伸は延長14回まで投げて23奪三振を達成した。試合は4対1で星稜が勝利し、優勝候補の智辯和歌山を破った。
この日の奥川は過去2戦に比べて凄まじい内容だった。まず初回を三者凡退で切り抜けると、3回表には9番綾原 創太に154キロのストレートで見逃し三振に打ち取るなど、快調な立ち上がり。
先制したい星稜は4回裏、9番山瀬 慎之助の犠飛で1点を先制。
リードをもらった奥川は常時150キロ台のストレート、縦スライダー、チェンジアップ、140キロ超えるフォークを織り交ぜ、毎回奪三振を記録。6回表に守備のミスから走者をため、3番西川晋太郎に適時打を打たれ、嫌な雰囲気が漂ってきた。智辯和歌山はこういう1点から一気に畳みかけるのがお家芸だが、ここで奥川は4番徳丸 天晴を見逃し三振。ピンチを脱すると、その後も奥川は毎回奪三振を記録。
6回からマウンドに上がった智辯和歌山の池田陽佑も譲らず、快投を見せ続け、試合は延長戦へ。奥川は延長11回になっても154キロをマークするなど、投球のクオリティは全く失われず、12回を投げて21奪三振。そして延長12回まで決着がつかず、延長13回からタイブレークに突入。
無死一、二塁という緊張のかかる場面でも奥川は13回に2三振を奪い、23奪三振をマーク。そして延長14回も無失点で抑え、14回裏、6番福本陽生のサヨナラ3ランで熱戦に終止符を打った。
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■第101回全国高等学校野球選手権大会