琉球トルネード・島袋 洋奨がもたらした史上6校目の春夏連覇。2010年夏の決勝戦を振り返る
興南時代の島袋洋奨
「夏の甲子園決勝を振り返る」シリーズ。今回は、2010年の第92回大会決勝を振り返る。春のセンバツを制した興南(沖縄)と、40年ぶりの優勝を狙った東海大相模(神奈川)の一戦だ。
試合の序盤は投手戦となったが、4回裏に興南が伊礼伸也の適時打で先制すると、その後も興南打線は勢い止まらず、東海大相模に襲い掛かる。4回に一挙7点、5回に1点、6回には我如古盛次の本塁打を含む5点のビッグイニングで試合を決定づけた。東海大相模は7回に1点を返すも反撃はここまで。最後は島袋がストレートで空振り三振に切って取りゲームセット。興南が沖縄勢初優勝と春夏連覇を達成した。