「日本一の日誌」を書き続けた都立小山台・大崎マネージャーのノート
今夏、2年連続で東東京大会準優勝となった都立小山台。
甲子園まであと一歩、届かなかったが、私立強豪校と比べても制限のある練習環境の中で、毎年、ここまで勝ち進むことができる都立小山台から、学ぶべき点は多い。
都立小山台は定時制があることから、放課後は17時に完全下校。練習時間は僅か90分と短い。また、学校の校庭も4つの班活動で分割しているため、部員80名超えの大所帯ながら、狭い環境の中で練習に打ち込んでいる。
そんな彼らは、グラウンドの中での練習だけを「練習」と捉えず、普段の授業、帰宅後の時間の使い方。その全てを「練習」だと考えている。小山台の選手個々の「集中力」の持続性は全国トップクラスといえるだろう。
小山台が「練習」の一つとして取り組んでいるのが、“野球日誌”だ。
1日1ページ。30分～1時間かけて、毎日の振り返り、そしてチーム内で気付いたことを書いていく。
小山台ナインが目指している野球日誌は、「日本一の野球日誌」。日本一の定義は、選手個人ごとに様々であるが、ページを開けば、本気で「日本一の野球日誌」を目指していることがわかる。
この夏、選手たちを野球日誌で支えてきたのが、マネージャーの大崎寿音さんだ。
大崎さんの日誌には、選手達への
