中津原隼太(花咲徳栄)、3失点も春から大きな成長を感じさせる投球!
3点を失ったが大きな成長を見せた中津原隼太(花咲徳栄)
全国トップクラスの強力打線を誇る花咲徳栄だが、今年のウィークポイントは投手力だった。しかし、明石商相手に花咲徳栄の左のエース・中津原隼太は6回3失点の力投を見せた。
左サイドハンドから投げ込む直球は常時125キロ~130キロ前半と決して速いわけではない。ただ中津原は、ストライクとボールの投げ分けがうまく、時折スライダーを使いながら、ボール球を打たせる配球が光る。またストレートも微妙に動くので、なかなか芯で捉えられない。また、リズミカルな投球も特徴の1つだが、それができるのは花咲徳栄の守備力があってこそだろう。
5、6回に3点取られて7回から2番手・高森陽生にマウンドを譲るが、最後までコースを丁寧に突く投球は春からの大きな成長を感じられた。