源田壮亮(埼玉西武)を目指して!藤蔭のショート・吉田創哉が好守備連発!【第101回甲子園】
源田壮亮(埼玉西武)を目指して!藤蔭のショート・吉田創哉が好守備連発!
2年連続出場の藤蔭は甲子園初勝利を狙ったが、惜しくも初勝利とはならなかった。
その中で目を惹いた選手がいる。遊撃手の吉田創哉だ。167センチ58キロと小柄だが、スピード感溢れる動きを生かし、三遊間、センター寄り、緩いゴロにも素早く対応し、次々とアウトを演出。3度飛んだゴロを軽快にさばいた。
守備には「全方向の打球は捕れますし、ヒット性の打球をアウトにすることに自信があります」とセールスポイントを語る吉田。同県では野邊優汰(明豊)、福岡・古賀中出身の吉田は近藤大樹(西日本短大附)をライバル視している。
中学時代、県内からも誘われたが、甲子園出場を狙えるチームとして藤蔭進学を決断。昨夏の甲子園はケガしてしまい、ベンチ外。スタンドから見守った。今年はレギュラーとして甲子園出場を果たした。守備だけではなく、足でも魅せた。学校で行われたスポーツ測定で50メートル走はチームトップの5秒8を記録。その俊足を生かし、バントヒットも記録。自分の武器を存分にアピールできた。
高校生活を振り返り、「先生との距離も近くて、さわやかな校風でしたし、非常に楽しい3年間でした」と笑顔を見せた吉田。
卒業後は大学でも野球を続ける。
「初勝利を目指してきたので、こんな形で本当に悔しいですし、親にも相談して、続けるために藤蔭に進学したので、このくやしさを晴らす野球人生にしたいです」
憧れは大分のスター・源田壮亮(現・埼玉西武)。そのスターを目指せるような守備技術、スピードを吉田は持ち合せている。
【組み合わせ・応援メッセージ】
■第101回全国高等学校野球選手権大会