2019年は連覇が止まる年?ジンクス破った高校野球チームは現れたか?

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   
2019.07.30

 今年、スポーツ界でまことしやかに囁かれていた言葉がある。

 「2019年は連覇が止まる年」

 1月2日、3日に行われた箱根駅伝では、4連覇中だった青山学院大学が東海大学に敗れて5連覇を逃す結果となり、さらに同じ1月3日に行われたラグビー大学選手権準決勝でも、帝京大が天理大に敗れて10連覇を逃す結果となった。

 そしてその波は高校野球界にも及んだ。2018年に春夏連覇を達成した大阪桐蔭も、2019年は春夏共に甲子園出場を逃す結果となり、また千葉でも4年連続の甲子園出場を狙った木更津総合が準決勝で敗れた。

 だが、そんなスポーツ界の流れの中でも、ジンクスに屈することなく連続出場を継続させた高校もある。今回は、全国高等学校選手権大会への連続出場記録を伸ばした高校を見ていきたい。

聖光学院が前人未到の13連覇を達成



9連覇を達成した作新学院の選手たちと小針崇宏監督(※写真は秋季大会)

 ここまで第101回選手権大会への出場を決めている高校の中で、最も長い連続出場記録を打ち立てたのは福島県代表の聖光学院だ。13年連続の出場は、前人未到の記録である。
 今年は春の支部予選で福島商に敗れ、県内公式戦の連勝が49でストップし、続く県大会でも2回戦で敗退して東北大会出場を逃した。大会前の下馬評は決して高くなかったが、主将の清水正義を中心に夏にチームを仕上げ、13年連続の夏切符を掴んだ。

 また聖光学院に次ぐ記録となったのが、作新学院の9年連続出場だ。
 作新学院もまた聖光学院と同様に、春夏と優勝には届いておらず、県内のライバル校である佐野日大の後塵を拝してきた。3番で遊撃手を務める石井 巧主将を中心に、一戦一戦勝ち上がる中で勢いをつけて9連覇の重圧を跳ねのけた。

 そして、埼玉県の連覇最長記録である5連覇を達成したのが花咲徳栄だ。
 今大会は7試合全て2桁安打を記録し、計101安打92得点の猛打を見せつけの優勝となった。韮沢 雄也橋本 吏功井上 朋也と注目選手が並ぶ強力打線に甲子園でも注目だ。

 3校に共通しているのは、秋春と結果を残すことが出来なかったことだ。夏に向けてチームを仕上げ切る、指導の手腕と選手たちに流れる常勝の「血」の賜物であろう。
 指導者と選手が一体となったチーム力の高さに、甲子園でも注目だ。

文=栗崎 祐太朗

【関連記事】
2本塁打を放った強打者・佐藤都志也(聖光学院出身)の長打力を支える打撃理論 【ニュース - 高校野球関連】
第15回 夏13連覇中!福島の強豪・聖光学院の甲子園での戦績・卒業生の進路を紹介!【データブック】
夏の代替大会が開催されることを願って…。全国のドラフト・注目野手リスト一覧 【ニュース - コラム】
第268回 夏の代替大会が開催されることを願って…。全国のドラフト・注目野手リスト一覧【ドラフト特集コラム】
第9回 夏優勝2回、9年連続甲子園出場の栃木の王者・作新学院の戦績・卒業生の進路を紹介!【データブック】
第1141回 投手として開花しつつある入江大生(明治大)。一発勝負のリーグ戦でドラフト上位へ躍り出るか? 【2020年インタビュー】
第1141回 一塁コンバートから始まった甲子園3試合連続本塁打。入江大生(明治大)が振り返る作新学院時代の思い出 【2020年インタビュー】
第1141回 2016年甲子園優勝メンバー・入江大生(作新学院出身)を変えた3年春の県大会 【2020年インタビュー】
第1136回 秋季千葉大会3完封でブレイクの竹内将悟(拓大紅陵) 関東での悔しさ糧に「野手を助けられる投手に」 【2020年インタビュー】
第6回 昭和の時代に北関東で躍進した工業校 前橋工(群馬)、宇都宮工(栃木)【高校野球の時代を作った商業校、工業校】
第5回 山陽道でそれぞれの時代を形成してきた岡山東商、広島商、宇部商【高校野球の時代を作った商業校、工業校】
第1073回 岐阜を代表する二刀流・元 謙太(中京学院大中京)。来季は同世代の投手に負けないピッチングを目指す! 【2019年インタビュー】
花咲徳栄vs拓大紅陵【2019年秋の大会 第72回秋季関東大会】
山梨学院vs花咲徳栄【2019年秋の大会 第72回秋季関東大会】
花咲徳栄vs西武台【埼玉県 2019年秋の大会 埼玉県大会】
花咲徳栄vs浦和学院【埼玉県 2019年秋の大会 埼玉県大会】
履正社vs作新学院【2019年 第74回国民体育大会 いきいき茨城ゆめ国体】
作新学院 【高校別データ】
聖光学院 【高校別データ】
花咲徳栄 【高校別データ】

コメントを投稿する

次の記事:
小園海斗を目標に春から報徳学園へ!荒木颯太(熊本泗水ボーイズ)が振り返る中学野球
最新ニューストップに戻る サイトトップに戻る