今年の東京は都立が熱い!決勝進出決めた都立小山台だけじゃない“都立の名将たち”
島 修司監督(都立高島)
今日、東東京大会準決勝で上野学園を破り決勝戦進出を決めた都立小山台だが、チームを率いるのが名将・福嶋正信監督だ。福嶋監督は多くの強豪校の練習法を参考にして、チームの練習に取り入れ、さらに野球ノート、ミーティングを通してチームの結束力を深めてきた。
都立小山台だけではなく、都立校を強くした指導者は非常に多い。
都立日野を強打のチームに育て上げた嶋田雅之監督。
都立片倉で、選手たちが伸び伸び野球をするチームカラーで選手育成に定評のある宮本秀樹監督。
都立城東を甲子園に導いた有馬 信夫監督(都立足立新田)。
他にも、都立文京の梨本浩司監督など、都立にも有名な指導者が多い。
また今大会、都立小山台の躍進に注目が集まるが、都立高島の勝ち上がりも見事だった。
東東京では岩倉を破り、ベスト8進出を決めた都立高島は島 修司監督が長年率いてきた。2012年秋の都大会ではベスト8入りし、その後も何度も都大会上位進出を決めてきた。昨冬はキューバ遠征のアシスタントコーチとして東京代表に帯同。その指導力の高さは県内で知られるようになっている。
また、西東京で唯一、ベスト8入りした都立豊多摩の平岩了監督も選手時代から実績抜群だ。日体大出身で岡田 龍生監督(履正社)、有馬 信夫監督(都立足立新田)、海老澤 芳雅監督(常磐大高)と同期だった。その後は、都立城東に着任後も、上位に導くなどその実績は高く評価され、2016年春から都立豊多摩に赴任してからは選手の意識改革を行いつつ、チーム力を高め、ベスト8につなげた。
また、都立小岩の西悠介監督は早稲田実業出身で、今年の東東京大会で4回戦進出を果たした。これまでは、大会序盤で敗退が多かった都立小岩を育て上げてている。
東京都の高校野球の成長のためにも都立校の指導者の存在は欠かせない。これからも生徒ともに奮闘する指導者の方々にも注目だ。
文=河嶋宗一
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