スーパー1年生森木大智で話題の高知高校OBは誰がいる?
高知高校のスーパー1年生・森木大智が話題だ。中学生時代に軟式野球で史上最速となる150キロを記録。この夏の大会では1年生ながら背番号「1」を与えられた逸材である。
そんな森木は7月23日に行われた高知大会1回戦の安芸高校戦において、さっそく代打で出場を果たした。2打席で安打は生まれなかったものの、チームは21対0で快勝。登板機会こそなかったが、夏の大会を肌で感じることはできたはず。これからの成長が楽しみな存在だ。
全国大会出場経験なし、最後の夏は地方大会1回戦敗退
高知時代の和田恋
そんな高知高校は春夏合わせて31回、甲子園の舞台に立っている強豪校。これまでにも多くのプロ野球選手を輩出している。
NPBの現役選手では和田恋(楽天)、公文克彦(日本ハム)、木下拓哉(中日)の3人が活躍中。和田は今シーズン開幕後に巨人から楽天へと移籍し、すでに一軍出場も果たしている長打力が売りのスラッガー候補。新天地で一軍定着を目指している。
公文は2016年オフに巨人から日本ハムへとトレードで移籍した中継ぎ左腕だ。巨人時代に大きな実績を残すことはできなかったが、日本ハム移籍後は2年連続40試合以上に登板。今シーズンもすでに35試合に登板し、左の中継ぎとしてチームに貢献している。
中日の木下は後半戦からスタメン起用が増えた正捕手候補。チームが上位浮上するための鍵を握っていると言っても過言ではない。
OBに目を移すと、ミスターロッテの有藤通世やヤクルトの巡回コーチを務める杉村繁など野手の活躍選手が目に留まる。その他のOBを見ても先発投手として実績を残した選手は不在。
2009年ドラフト1位の二神一人(阪神)、2002年自由獲得枠の土居龍太郎(横浜)と期待されていた投手はいたが、プロでは結果を残すことはできなかった。
現時点で森木は高校1年生。これからどのような成長曲線を描いていくのだろうか。もしかしたら、同校OBとして初めての先発投手型として、プロ野球の世界で実績を残すことになるかも知れない。
(記事・勝田 聡)
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