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1点に泣いた帝京。卒業生の現役プロ・松本剛や清水らの最後の夏を振り返る

2019.07.22

1点に泣いた帝京。卒業生の現役プロ・松本剛や清水らの最後の夏を振り返る | 高校野球ドットコム
エースとしてチームを引っ張った清水昇

 守備の帝京として、東東京の第二シードして令和最初の夏に挑んだ帝京。しかし準々決勝でノーシードの日大豊山に接戦の末0対1で敗戦。8年ぶりの甲子園とはならなかった。

 8年前の2011年の甲子園の時は滋賀代表・八幡商に3対5で敗れた。当時のチームの中心として活躍したのは1年生から活躍していた伊藤拓郎(現・新日鉄鹿島)や松本剛(現・北海道日本ハムファイターズ)。さらに1年生ながらマスクをかぶった石川亮(現・北海道日本ハムファイターズ)が活躍していた。

 ちなみに石川が最高学年に上がった2013年の夏は5回戦で、その年の甲子園出場校・修徳に敗れた。その当時エースだった清水昇(現・東京ヤクルトスワローズ)は2014年の決勝戦で二松学舎大附に4対5で敗れ、甲子園をあと一歩で逃した。

 一時代前は吉岡雄二森本稀哲。さらには中村晃(現・福岡ソフトバンクホークス)に杉谷拳士(現・北海道日本ハムファイターズ)、山崎康晃(現・横浜DeNAベイスターズ)といった選手が甲子園に出場。その後プロの道へ進んでいった。

 偉大な先輩たちが築き上げた伝統とプライド、そして誇りを胸に2019年の夏を戦ったが、惜しくもベスト8で終わった。しかし、名将・前田三夫監督の指導の下、過ごしてきた3年間で培った帝京魂はこれからも選手たちの胸の奥で燃え続けるはずだ。

2019年 第101回全国高等学校野球選手権大会東東京大会
■開催期間:2019年7月7~7月27日(予定)
■組み合わせ表【2019年 第101回全国高等学校野球選手権大会東東京大会】
■展望コラム【【東東京大会展望】二松学舎大附の夏三連覇を阻むチームは現るか?東東京大会を徹底解剖!】

帝京高等学校 伊藤拓郎選手
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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