明桜と秋田中央が激突!両校の戦力から選手権秋田大会を考察!
明桜の注目はゴールデンルーキー・風間球打だ
明桜と秋田中央が激突!両校の戦力から選手権秋田大会を考察!
7月21日に遂に決勝をを迎える第91回全国高等学校野球選手大会秋田県大会。今年、決勝に進出したのは明桜と秋田中央の2校だ。今回は、そんな両チームの戦力を紹介しながら、決勝戦のポイント見ていきたい。
▼明桜
昨年、吉田輝星を要する金足農に決勝で敗れているだけに、「今年こそ」という気持ちが前面に出ている明桜。
今年は、なんと言っても投手力が充実している。今大会から背番号1を背負う2年生右腕・佐々木湧生に加え、春まで背番号1を背負っていた同じく2年生の長尾光、そして身長182センチのゴールデンルーキー・風間球打と、力のある投手を3枚も揃える。
またこの3人の女房役であり、主将で切り込み隊長も務める加藤洋平が攻守の要だ。
彼らバッテリーを中心に、投打がしっかりと噛み合えば、2年ぶり10度目のの甲子園が見えてくるだろう。
▼秋田中央
8年ぶりの選手権大会決勝に進出し、秋田市立時代以来45年ぶり5度目の夏の甲子園出場を目指す秋田中央は、中軸の調子がすこぶる良い。
準々決勝で4安打2打点の活躍を見せた、4番の斎藤光に加え、準決勝の能代戦で1年生ながら5番に座った野呂田漸も、その試合で左越えに満塁弾を放った。
またエースの松平涼平も好調だ。ここまで獅子奮迅の投球で投手陣を支えており、チームはここまで4試合を戦い失点は僅かに4点。
投球ともに盤石の仕上がりを見せている秋田中央が、春の秋田王者に挑む。
実は春季秋田大会の準決勝でも、対戦している両チーム。その時は明桜が3対2で競り勝っており、実力は拮抗している。
両チーム共に良い仕上がり見せていることから、決勝でも接戦が予想されており、点差が開くことは考えづらい。明桜が捲土重来を期すか、それとも秋田中央が積み上げた歴史の鬱憤を晴らすか。
最後の最後まで目が離せない。
(文=栗崎 祐太朗)