DeNA中川虎大は今季NPB唯一の箕島高校OB

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   
2019.07.19

 オールスターゲームが終了した翌日の7月14日、DeNAが育成の中川 虎大(なかがわ・こお)と支配下契約すると発表した。中川は2017年育成ドラフト1位でDeNAに入団した右腕である。今シーズンは二軍で13試合に登板、8勝3敗、防御率2.00と結果を残していた。

 また、72回を投げ74奪三振と奪三振率(1試合あたりいくつの三振を奪うことができるかを表す指標)は9を超えている。ちなみにイースタン・リーグの規定投球回に到達している選手で奪三振率が9を超えているのは中川だけ。二軍とはいえ、三振を奪う能力が高いのは心強い。一方で与四球の数は41個と制球面で不安があるのは否めない。

 現在、一軍は2位争いを繰り広げていることもあり、すぐに昇格するわけではないだろう。しかし、シーズン終盤に登板の機会が訪れることは十分にありえる。そこで結果を残すことができれば、来シーズンは先発ローテーション争いに加わることになるはずだ。

過去には東尾修、吉井理人らを輩出



箕島高校時代の中川虎大

 そんな中川は和歌山県の箕島高校出身である。1979年の全国高校野球選手権大会(以下、夏の甲子園)において、石川県の星稜高校と延長18回の死闘を演じたことでも有名な箕島高だ。

 ドラフト制以後、同校からプロ入りを果たした選手は多くいる。なかでも代表的な存在は通算251勝をマークした東尾修(元・西武)だろう。その後も日米で活躍した吉井理人(現・ロッテ投手コーチ)や嶋田章弘、嶋田宗彦(ともに元・阪神)兄弟らを輩出してきた。

 しかし近年では目立った成績を残した選手はおらず、2014年に庄司龍二(元・オリックス)が引退してからはOBが不在となっていた。中川は5年ぶりの箕島高OBなのである。

 箕島高も2013年夏の甲子園以来、全国大会への出場がなく元気がない。中川が一軍で活躍することで元気を与えたい。そんな中川の動向に注目が集まる。

<今シーズン成績>
中川虎大(DeNA)
(二軍)13試合/8勝3敗/72回/奪三振74/与四球41/防御率2.00

※数字は2019年7月19日終了時点

(記事・勝田 聡)

関連記事はこちらから
中川 虎大(箕島)「投手歴はわずか2年半!伸び代十分な最速149キロ右腕」
【選手名鑑】中川 虎大

【関連記事】
中川 虎大(箕島)が横浜DeNAベイスターズから育成枠1位指名を受ける 【ニュース - インタビュー】
中川 虎大(箕島)「投手歴はわずか2年半!伸び代十分な最速149キロ右腕」 【ニュース - インタビュー】
第599回 中川 虎大(箕島)「投手歴はわずか2年半!伸び代十分な最速149キロ右腕」 【2017年インタビュー】
第127回 今年の高校生は速球投手揃い。志望届を提出した有望な高校生投手をピックアップ!【ドラフト特集コラム】
第105回 プロ志望届けを提出した有望な逸材を徹底紹介!石川、平良など速球派右腕の提出が集中【ドラフト特集コラム】
第60回 県立箕島高等学校(和歌山)【冬が僕らを強くする2017】
第14回 歴史的に戦前の和中、海草、と戦後の箕島、智辯和歌山と4つの時代を築く(和歌山県)【47都道府県 高校野球勢力図の変化】
中川 虎大(箕島) 【選手名鑑】

コメントを投稿する

前の記事:
社会人野球ピカイチの内野守備を築き上げた日本生命の守備の基本(2)
最新ニューストップに戻る サイトトップに戻る