清宮福太郎鮮烈な夏デビュー!2安打2打点1得点1盗塁に「打つべきところで先制タイムリーを打てた」
鮮烈デビューだ。
清宮福太郎が背番号19を背負って、夏の大会のベンチ入り。初戦の都立小平西戦に「6番・左翼手」で先発出場を果たす。
第1打席が回ってきたのは2回一死二塁の先制のチャンス。都立小平西の先発は右のエース・林田憲哉。1ボールから真ん中付近に来たスライダーを打ち損じ、ショートフライに倒れ初打席初ヒットとはならなかった。
試合は両チームノーヒットのまま4回に突入。早稲田実業は3番・生沼弥真人の二塁打とボークなどで一死一、三塁。ここで清宮に第2打席が回る。
カウント1ボールからの2球目をライトへはじき返すタイムリー。これで早稲田実業が先制して2対0とする。その後、清宮は盗塁で二塁まで進み8番・舘祐作のタイムリーでホームに生還する。
さらに第3打席では2ボール1ストライクから2番手・野崎師の高めストレートを左中間に運ぶ二塁打も放つ。
4打席目は凡退するが、4打席4打数2安打2打点1得点1盗塁と鮮烈なデビューを飾った。
この結果に「第1打席は思った以上に驚くことなく打席に入れました。(タイムリーについては)打つべきところで先制タイムリーを打てたのは良かったです」と第一声を少し低く落ち着いた声で答えたあと、塁上では『仕事をしたなぁ』と舞い上がることなく試合に臨んでいた。
また左中間への二塁打について、「ボール気味でしたので、フライにならないようにかぶせて打つことができました」と振り返る。
通算本塁打はまだ1本だが、公式戦デビューは上々。ここまで「高校野球になってピッチャーのコントロールが良い」と感じながらも、中学からフォームを変えることなく我が道を進んでいる。ただ目指すバッター像は決まっている。「チャンスで打てる選手。勝負強い選手になりたい」
清宮について和泉実監督は「最近は調子が良かったことと。そして試す意味ではないですが、右投手のスライダーをどうやって対応するのか。それを見たかったのですが、良く引き付けて打ってくれたと思いますし、よく応えてくれました。自分のスイングをしてくれたと思います」と公式戦デビューを飾った期待のスラッガーに及第点を与えた。
18日も連戦となるが、「目の前に一戦、目の前のボールに必死に食らいついていければと思います」とあくまで地に足をつけて、目の前の敵に集中する姿勢を見せた。清宮福太郎の高校野球初めての夏は、どんな結果になるのか。これからも注目したい。
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