6月2日、春季近畿大会決勝が行われた。近江高校(滋賀)対神戸国際大附属高校(兵庫)の対決となったこの試合は、4対4で延長戦へと突入。11回に近江高校が3点を奪い勝ち越し。その裏を1失点に封じ込め16年ぶりとなる近畿大会王者に輝いた。

 今年の近江高校には有力なドラフト候補がいる。有馬 諒(捕手)と林 優樹(投手)のふたりである。とくに有馬は超高校級捕手として注目されており、昨年は春・夏ともに甲子園で活躍。6試合で打率.368(19打数7安打)と結果を残している。プロ志望届を出せば、上位指名候補となりそうだ。

 さて、そんな近江高校出身のNPB現役プレーヤーは誰がいるのだろうか。

植田海がユーティリティーとして活躍


 2019年現在、近江高校OBにおけるNPBの現役プレーヤーは小熊 凌祐(中日)、植田 海(阪神)、京山 将弥(DeNA)の3人。滋賀県の高校においては、最も現役選手の多い学校でもある。

 今シーズンの成績を見ると、植田は開幕一軍を勝ち取るとここまで29試合に出場。スタメンは一度もなく、代走や守備固めといった役割での起用がメインとなっている。

 守備では二塁、遊撃、中堅と内・外野ともにこなすことができ、使い勝手はいい。矢野燿大監督もユーティリティープレーヤーとして重宝しているようだ。8打席しか立っていないながらも、二軍降格がないことからもそれはよくわかる。

 小熊、京山の投手陣はともに二軍降格中。小熊は中継ぎ14試合で防御率3.45と悪い数字ではない。しかし、6月1日の巨人戦で一死もとれず降板。逆転負けの一因となったことが降格の理由となった。

 京山は開幕ローテーションに入り、7試合に登板(内、先発6試合)。しかし、1勝も挙げることができず4連敗。また、5回以上を投げたのは1度だけとなっており、試合を作ることができていない。二軍で結果を残し、一軍昇格のチャンスをつかみたいところ。

 このように植田こそ及第点の成績を残しているが、小熊と京山はいまひとつ。今秋のドラフトでプロ入りを目指す後輩たちのためにも、現役NPBプレーヤーとして結果を残していきたい。

【近江高校OBのNPB現役選手】

植田 海(阪神)
29試合/打率.286(7打数2安打)/0本塁打/0打点

小熊 凌祐(中日)
14試合/1勝2敗/15.2回/1勝2敗/奪三振14/与四球9/防御率3.45

京山 将弥(DeNA)
7試合/0勝4敗/27回/奪三振20/与四球19/防御率6.33

文=勝田 聡

※数字は2019年6月2日終了時点