プロ注目!京都を代表する右腕同士のアツい投げ合いの勝敗はいかに?
左:酒井 海央(さかい・みお)投手(3年)(京都国際)/右:遠藤 慎也投手(3年)(京都翔英)
14日に行われた春季京都大会一次戦の2回戦。
京都を代表する右腕同士のアツい投げ合いが見られました。
[stadium]京都翔英グラウンド[/stadium]
京都国際5-4京都翔英
昨秋の近畿大会に出場した京都国際は、この日エースナンバーをつけて完投した酒井海央(さかい・みお)投手(3年)が今春の練習試合で最速147キロを計測。プロのスカウトも注目する投手に成長しました。
この日は初回に京都翔英の5番・三浦凱大選手(3年)に3ランを浴びるなど3回までに4点を失いましたが、後半になるにつれてピッチングを立て直し、7安打4失点で完投。昨秋の近畿では初戦で明石商業をリードしながらも終盤に逆転されて敗れただけに、「勝てた試合だった」と悔しがります。それだけに、この春、夏にかける思いが強い投手です。
京都翔英は最速145キロを誇る遠藤慎也投手(3年)が7回まで投げて5安打5失点。立ち上がりから三者連続三振を奪うなど、低めへの威力ある直球は高校生ではトップレベルだと感じるものでした。唯一崩れたのは5回。1点を返され、2アウト満塁で京都国際の2番・福岡茉倫(ふくおか・まりん)選手(3年)に満塁本塁打を浴びて逆転されました。0ボール2ストライクと追い込み、キャッチャーが高めに構えて1球外すつもりの球が真ん中に入って痛打されただけに、「悔しい。野手に申し訳ないです」と唇をかみしめていました。
今日敗れたことで夏はノーシードから京都の頂点を目指す遠藤投手。「次は絶対に勝ちたいです」と夏へ向けて成長することを誓いました。
試合後の両投手に話を聞きましたが、2人とも質問に対してしっかり話せる好青年です。プロも視察に来る投手ですが、現時点では大学への進学も含めて色々考えているそうです。
夏へ向けて、京都国際の酒井投手、京都翔英の遠藤投手。ぜひ覚えておいてほしい選手です!
選手名鑑
酒井海央(さかい・みお)投手(3年)(京都国際)
遠藤慎也投手(3年)(京都翔英)
文=松倉雄太