高卒2年目のオリックス西浦颯大はレギュラー確保なるか?

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2019.04.11

 ロッテのドラフト1位ルーキー藤原 恭大大阪桐蔭高校)が4月7日に登録を抹消され、ファーム降格となった。藤原とともに開幕一軍を掴んでいた小園 海斗報徳学園高校→広島1位)もすでに降格しており、今シーズンの高卒新人は一軍にひとりもいない状況である。

 藤原、小園を含めた高卒のルーキーたちはファームで身体づくり、そして実戦を行い、一軍昇格を目指していくことになる。

ドラフト6位から2年目でのブレイク間近



明徳義塾時代の西浦颯大(オリックス)

 さて、今シーズン高卒2年目を迎える選手たち、すなわち昨シーズンのルーキーたちは、すでに一軍で起用され結果を残し始めている。それも清宮 幸太郎(日本ハム)や安田 尚憲(ロッテ)といった高校時代からのトップランナーではない。また高校時代の注目度はふたりに劣るものの、ドラフト1位でプロ入りを果たした村上 宗隆(ヤクルト)でもない。

 それは、明徳義塾高校からドラフト6位でオリックスに入団した西浦 颯大である。明徳義塾高校時代には4度、甲子園に出場。2年時の全国高校野球選手権大会では、満塁本塁打も放っており注目されていた存在ではあった。

 しかし、清宮や安田、村上のようなスラッガータイプではなく、どちらかというと走攻守揃った俊足巧打の万能タイプ。かといって藤原のようにドラフト1位で指名されるほどの扱いではなかった。それは指名順位を見てもわかることだろう。

 しかし、プロ入り2年目の今年。春季キャンプで一軍スタートを勝ち取ると、西村徳文監督へしっかりとアピール。オープン戦では打率.161(56打数9安打)と苦しんだが、菅野 智之(巨人)から本塁打を打ち存在感を発揮した。その結果、開幕戦で「2番・中堅」で起用されるとここまで打率.257(35打数9安打)とまずまずの数字を残している。



高校時代の清宮幸太郎(日本ハム)と村上宗隆(ヤクルト)

 ドラフト時には清宮と安田、そして1年目には村上が注目を浴びており、西浦は目立った存在ではなかった。しかし、2年目に入ったところで一気に同世代のライバルたちよりも先に戦力となりつつある。

 超大物ルーキーたちを追い抜き、レギュラー確保となるだろうか。高卒ドラフト6位から2年目にレギュラー確保となれば、多くの高校球児たちに夢を与えるはずだ。

※打率は4月10日時点

文=勝田 聡

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