選抜抽選会の裏側!どうやって行われるの?
第91回選抜高等学校野球大会の組み合わせ抽選会が今週金曜日(15日)に迫ってきました。今年は例年通りの32校に戻ったため、トーナメント表もわかりやすいものになっています。
今大会の抽選方法と手順は以下の通りです。
・前日のキャプテントークで集合した際に予備抽選。
・全ての抽選順は予備抽選の若い順で行う。
・同一地区の出場校同士は少なくとも準々決勝まで、また同一都道府県の出場校同士は決勝までの対戦を避けるためブロック及びゾーンを振り分ける。
・ブロック及びゾーンは、2分割のXとY、4分割のABCD、8分割のイロハニホヘトチ。
・抽選手順
①関東・東京地区7校のブロック分け、その後本抽選
②近畿地区6校のブロック分け、その後本抽選。
③九州地区5校のブロック分け、その後本抽選。
④中国地区3校、四国地区3校のブロック分け、その後本抽選
⑤北海道地区2校、東北地区2校、東海地区2校、北信越地区2校のブロック分け、その後本抽選。
・組み合わせ決定後に32校の主将で選手宣誓の抽選
選抜は地区対抗にするためブロックを分けるということもあり、抽選をする主将は場合によっては3回クジを引くことになります。事前の司会者の説明では一度聞いたくらいではわかりにくいくらい複雑ですが、実はよく計算されて作られているんですね。
例えば④の中国と四国3校ずつは、後の⑤に影響しないような抽選になっていたり・・・
夏の選手権大会のフリー抽選とはまた違った味があります。
わかりにくいですが、ブロック及びゾーンを分ける抽選から注目してみてくださいね。
(文=松倉雄太)