高卒2年目注目の燕の若きスラッガー!村上宗隆は大ブレイクとなるか?
九州学院時代の村上宗隆選手
高卒2年目注目の燕の若きスラッガー!村上宗隆は大ブレイクとなるか?
東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が開幕スタメンへ猛アピールを続ける。
2日に行われた読売巨人との練習試合ではオープン戦第1号となるホームランをレフトスタンドに叩き込むと、翌日の3日にもレフトへ2本の長打を放った。
さらに昨日のオリックス・バファローズとの試合ではフルカウントから外角寄りの真っすぐをセンターへ運ぶ逆転タイムリーでチームの勝利に貢献した。
昨年はシーズン終盤に、広島東洋カープの岡田明丈投手から初打席初ホームランを放ち、その存在感を見せた。その時のバッティングフォームと現在のフォームを比較すると、バットの動きが小さくなっている。
2018年版はバットのヘッドを円を描くような形でリズムを取り、トップを作ると同時に身体の方にバットを寄せていた。そして2019年版がフォームが同じでも、1つ1つ動きが小さくなった。これによって、同じタイミングでも素早くトップを作れることでプロのボールに差し込まれにくくなった。
そしてもう1つが村上選手の踏み出す右足が、半足分だけで開いている。これでは体の開きが速くなる可能性があるが、そこを村上選手は我慢してボールを呼び込めているため、外角のボールにも対応できている。
ただ、3日の試合では今村信貴投手の内角への変化球に三振を喫した。半足開いている分、内角への速球の対応は楽になるが、緩いボールへの対応が難しい。その辺りが今後の課題となってくるだろう。
それでも最年少で侍ジャパンに入り、明後日9日から行われるメキシコ代表との練習試合に参加する。若き侍が国際試合の舞台でどんな活躍するのか。注目していきたい。