昨秋県ベスト16の佐倉の原動力となったエース・齋藤 正貴がシート打撃で復帰初登板!
齋藤 正貴(佐倉)
昨秋県ベスト16の佐倉の原動力となったエース・齋藤 正貴がシート打撃で復帰初登板!
昨年、秋の県大会では千葉経大附を下し、ベスト16入りを果たし、千葉県の21世紀枠推薦校に選出された佐倉。その原動力となったエース・齋藤 正貴(まさき)が28日、チーム内のシート打撃で今年初登板を果たした。秋のブロック予選では2試合連続完投勝利で県大会出場に貢献。県大会でも活躍に期待がかかったが、秋の県大会直前に腰を痛め、2試合で8イニング投げたが、「本来の力の3割ぐらいのボールしか投げられなかった」と振り返った斎藤はその後の練習試合では登板せず、また走り込みなど腰に負担がかかるトレーニングはせず、リハビリに専念してきた。
登板のタイミングは医師と相談。医師から「徐々にペースを上げてること」と投球の許可をいただき、登板に至った。
「8割程度の力で投げました」とキレのあるストレートを投げ込んでいく。最速130キロ前半といわれるストレートは勢いがあり、コーナーに投げ分け、「ストレートより変化球の方がコントロールに自信がある」とスライダーを外角ギリギリ、低めに集め、3イニングを投げ、1失点、5三振の快投を見せた。実戦形式の投球は昨年の9月以来とは思えない感覚の良さを披露。齋藤は「復帰戦にしては良かった」とコメント。主将で捕手の和田宗矩は「復帰戦にしてはストレートは走っていたと思います」と内容を評価していた。
四街道シニア出身の齋藤。中学2年生の時、2歳上の姉よりも学力が上の高校に行きたいという思いで勉強に対する意識を高めた斎藤。みるみる成績を上げて、進学校に進学できる学力が身に付いた。そして21世紀枠推薦校に選ばれやすい進学校はどこかと検討した結果、地元で長嶋茂雄さんがOBの佐倉を選択した。
長く指導する堀内幹仁監督からも「私が見てきた中でも能力的なものは上位に入るものがあります」と太鼓判を押す素質を持った斎藤は大学進学して硬式野球で勝負したい希望があるという。
現在は進学のために佐倉市の塾に通い、練習後、2時間の勉強に励んでいる。そして野球の方でも「秋より良い成績を残して、ストレートは140キロを超えたいと思います」と目標を設定。
齋藤自身、昨年の夏、秋と自分の力を思う存分発揮できていない悔しさがある。最後の夏でその素質が開花すれば、快進撃を見せてくれるに違いない。その時、多くの千葉県の高校野球ファンが注目する左腕になるはずだ。
佐倉の野球部訪問、齋藤投手の独占インタビュー、そして頑張る!マネージャーは後日配信予定!お楽しみに!