News

松井秀喜氏に続け!星稜高校出身の現役選手達

2019.01.10

 2019年に入り、はやくも1週間以上が経過した。すなわち、プロ野球のキャンプインまで1ヶ月を切り、春の全国選抜高校野球(以下、春のセンバツ)までは2カ月あまりとなったことを意味する。その春のセンバツで注目を集めそうなのが、星稜高校の奥川恭伸だ。昨秋の明治神宮大会ではチームを準優勝に輝き、早い段階からプロも密着マークをしている「金の卵」候補でもある。

 さて、星稜高校といえば高校時代から驚異のスラッガーとして活躍し、巨人そしてヤンキースなどMLBでも活躍した松井秀喜氏が有名だ。またその他には元サッカー日本代表の本田圭佑を輩出している名門校でもある。

 どうしても、松井氏や本田のイメージが先行するが、その他にもプロ野球界で活躍する選手は多くいる。

2017年にブレイクした島内宏明

松井秀喜氏に続け!星稜高校出身の現役選手達  | 高校野球ドットコム
高校時代の岩下 大輝

 2018年シーズンに最も結果を出した星稜高校OBは島内宏明(楽天)だろう。島内は星稜高校から明治大を経て2011年ドラフト6位で楽天へと入団する。2017年に初の全試合出場を果たし、ブレイク。2018年シーズンは故障もあり、103試合の出場に留まったが2年連続で2桁本塁打(11本)を達成しチームの中心選手に育った。

 投手陣に目を向けると岩下大輝(ロッテ)も話題となった。2014年ドラフト3位でロッテ入りを果たした岩下は2018年シーズンにプロ初勝利をマーク。2019年はローテーションに入ることが期待されている。それだけではない。「岩下の新生姜」でお馴染みの岩下食品を球団スポンサーに結びつけている。今後の成長に期待がかかる逸材だ。

 日本ハムの森山恵佑星稜高校OBだ。専修大学を経て2016年ドラフト4位で日本ハム入り。2018年は一軍での出場機会はなかったが、ファームで9本塁打を放ち、大砲の片鱗を見せた。松井氏と同じく左の長距離砲候補だけに、この先が楽しみな存在でもある。

 その他にも高木京介北村拓己(ともに巨人)も同校のOBだ。

 松井氏の実績と比較すると、霞んでしまうのは事実だが、同校OBには「あこがれの先輩」で終わらせずにこれからのステップアップを期待したい。

【2019年シーズン星稜高校OB選手】

<野手>

島内宏明(楽天)

森山恵佑(日本ハム)

北村拓己(巨人)

<投手>

高木京介(巨人)

岩下大輝(ロッテ)

(記事=勝田聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.03.28

大阪桐蔭、大会NO.1右腕に封じ込まれ、準々決勝敗退!2失策が失点に響く

2024.03.28

中央学院が春夏通じて初4強入り、青森山田の木製バットコンビ猛打賞も届かず

2024.03.28

【センバツ準々決勝】4強決定!星稜が春初、健大高崎は12年ぶり、中央学院は春夏通じて初、報徳学園は2年連続

2024.03.28

健大高崎が「機動破壊」以来、12年ぶり4強、山梨学院は連覇の夢ならず

2024.03.28

星稜・戸田が2安打無四球完封で初4強、阿南光・吉岡はリリーフ好投も無念

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.24

【神奈川】桐光学園、慶應義塾、横浜、東海大相模らが初戦白星<春季県大会地区予選の結果>

2024.03.23

【東京】日本学園、堀越などが都大会に進出<春季都大会1次予選>

2024.03.27

報徳学園が投打で常総学院に圧倒し、出場3大会連続の8強入り

2024.03.25

異例の「社会人野球→大学野球」を選んだ富士大の強打者・高山遼太郎 教員志望も「野球をやっているうちはプロを狙う!」父は広島スカウト

2024.03.08

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.03.17

【東京】帝京はコールド発進 東亜学園も44得点の快勝<春季都大会1次予選>

2024.03.11

立教大が卒業生の進路を発表!智弁和歌山出身のエースは三菱重工Eastへ、明石商出身のスラッガーは証券マンに!

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード

2024.03.01

今年も強力な新人が続々入社!【社会人野球部新人一覧】