1番打者・正捕手として機能する小山 翔暉(東海大菅生)!
小山 翔暉(東海大菅生)
「今日の試合は、良いものを見つけました。足の速さもあるし、1番として打線の良い起爆剤になり勢いをつけてくれています」と帝京・前田監督に言わしめたのが、東海大菅生・小山翔暉である。
二松学舎大附の3年生と行われた練習試合では、捕手として各校から集められた様々なタイプの投手をリードし、打撃では1番として先発するなど、U17東京代表のチームの中でも重要な役割を担ったに違いない。1番打者の起用について前田監督は東海大菅生の若林監督から「1、2番が合っていて良く打っている」と聞いて起用したという。
1番としてタイムリーを放ち、自慢の俊足で盗塁を決めるなど活躍を見せた小山について前田監督は「1番小山はいいですね。やはりその学校の監督さんから選手の適正を聞いておいてよかったです」と活躍をたたえた。
今回のキューバ遠征で使用する木製バットについては、「木製バットは芯に当たらないと飛ばないので、どうしても芯に当てようとスイングが小さくなってしまうと思う。だからこそ、割り切ってフルスイングして内野の頭を越えていこうとするのが大事だと思う」と木製バットの難しさを感じながらも、自らの考えで解決しようとしている。
「チーム(東海大菅生)でも1番なので、今回の打線でも自分が引っ張っていくぞ。という気持ちになっています」と熱い闘志も垣間見えた。
また、この日は1試合でピッチャーが何人も交代する変則的な練習試合だったが、「ボールが真ん中に入ってピッチャーが打たれても、ピッチャーのせいにはせず、自分の責任だから、気にせず思い切って腕を振れというと、すごく振ってくれるので、コミュニケーションを上手くとりながら試合を進めている。」と捕手の面でも、いかに上手く試合を進めていくか、ピッチャーの気持ちを上手くコントロールするかなど、細かいところにまで気を配るところからも、チームを支える存在となっている。
今後の試合で小山がどう力を発揮していくのか、注目が集まる。
取材=編集部