キャッチャーとしての責任を胸に来春に向かう!太山 皓仁(八戸学院光星)
八戸学院光星・太山 皓仁
八戸学院光星エース・後藤丈海が東邦戦の取材で、「太山は打者の特徴を捉えるのが上手いですし、信頼しています。」と太鼓判を押した。その太山皓仁に高松商戦で話を聞くと、「自分たちの野球ができなかったので悔しいです」と試合後に悔しさを滲ませた。
第一打席、太山は内よりに来たスライダーをライトへ運び先制点を上げる。しかしその後の守備で4失点。たちまち逆転を許し、「点を取った後の守備は大事だと思ったのですが、どんどん点を取られたのは反省です」と2回の守備を悔やんだ。
高松商戦ではタイムリーこそ出たが、今大会を通じて長打が出なかったことに後悔している太山。長打が出なかった理由を聞くと、「普段から配球を読むタイプなのですが、その読みが全然合わなかったので長打が打てなかった」とキャッチャーらしいコメント。
このキャッチャーらしさというのは話を聞いていて一貫していた。そのわけは、「リード面」の話を終始口にするからだ。
「相手の張っているボールを要求してしまったので、ジャストミートされました。配球もいまいちの結果でした。」と自身のリードを振り返っている。
普段から相手打者の手や足、目の切り方などを一球一球見て相手の狙っているボールを予想して、狙い球を外すのが太山の配球論。その理論が打席にも生きているが、今大会は読みが上手くハマらなかった。
これから選抜に向けてオフに向かう太山は最後に「後藤の調子はいつも通りでしたので、自分の配球ですね」とあくまで自分に責任があると語った。
時より笑顔を見せながらもコメント1つ1つがキャッチャーとしての責任を感じさせた。強打がウリの八戸学院光星で5番。そしてキャッチャーとなると、同校OBの田村龍弘を連想させる。選抜でどんな姿を太山が見せるのか、今から楽しみである。
■開催期間:2018年11月9日~11月13日(予定)
■試合日程・応援メッセージ
第49回 明治神宮野球大会
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